Aぇ!group・佐野晶哉、大阪の舞台挨拶で平泉成からベタ褒めされ大照れ「頑張ろうって思う」
あるた梨沙による同名漫画を原作とした映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)の初めての大阪舞台挨拶が8日、「TOHOシネマズ梅田」(大阪市北区)でおこなわれ、主演の平泉成と、相手役を務めたAぇ! groupの佐野晶哉、秋山純監督が登壇した。 【写真】フォトセッションでグリコポーズをするなど和気あいあいな3人 60年のキャリアを誇り、公開直前に80歳を迎える平泉成が満を持して初主演を飾る本作。5月15日にCDデビューを果たしたAぇ! groupのメンバーで、俳優としての活躍にも期待が集まる佐野晶哉が相手役に抜擢され、公開前から大きな話題となっていた。 地元関西での舞台挨拶について、佐野は「ここは何回も見に来ていた映画館ですし、成さんは大阪に来るのが約10年ぶりだそうで、そんな成さんとこうやって大阪でご一緒できてうれしいです」と笑顔に。平泉とは撮影やキャンペーンですっかり仲良くなったようで、「もう友だちですよね、僕たち。おじいちゃんと孫みたいな距離感で接してくださってます」と感謝していた。 今作で、寂れた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)に弟子入りする気鋭カメラマン・太一を演じた佐野。58歳の年の差がありながら平泉の相手役を見事に演じ切った佐野の俳優としての魅力について、平泉は「彼の立ち姿を見て下さい。この素直な立ち方というのは、俳優にとって非常に大切なことだと思ってるんです。ハートが素直だから、立ち姿も素直。それで芝居も素直になってくる。佐野くんは大きな可能性を含めた日本の大事な宝になる俳優さんですよね」とベタ褒め。 それを聞き、「うれしい~。成さん、どの舞台挨拶でも言ってくれるんです。でも何回聞いてもめっちゃうれしいし、頑張ろうって思いますね」と照れつつも喜んでいた。 2人がカメラマン役ということで、大阪のどこでお互いを撮りたいかという質問に、佐野は「ユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)で成さんにカチューシャを付けて、かわいい成さんを撮りたいですね。それで僕は成さんにAぇ! groupのライブに来てもらって、ステージフォトを撮ってもらいたい」とオファー。 平泉から「音楽は嫌いじゃないですけど・・・音がうるさいんじゃないですかね」と断られるも、佐野は「ええ~!? 嘘やん! 振られるパターンある!? 成さんが来て下さったときは静かめにやるので、ぜひお願いします!」と再度リクエストするなど、2人のほっこりしたやり取りに会場は温かい空気に包まれていた。 最後に、佐野は「22歳という年齢で、58年先輩の成さんとご一緒できて、人生で大切な時間を過ごさせていただきました。今日もこの映画があるから明日も頑張ろうとか、想い残しがあったこともちょっと振り返って向き合ってみようかなとこの映画のおかげで思えていることもある。58年後の僕の明日も彩ってくれるような映画になってると思います」と話し、「成さんの記念すべき初主演映画をたくさんの人に届けられるように頑張っていきます」と意気込みを語った。