『タトゥーラ TW 100(DAIWA)』を編集部員が使ったら…?
質実剛健。価格面、性能面と、あらゆる側面からこの言葉がピッタリなリールとして2024年に登場する『タトゥーラ TW 100』。タトゥーラブランド発足10周年にふさわしい、3代目の実力とは…!? 【画像】「めっちゃ良いじゃん…」タトゥーラ TW 100のスペックと価格
タトゥーラ TW 100(DAIWA)/3代目タトゥーラの全貌をチェック!
2013年、そして2019年に登場した歴代の「タトゥーラ」はワールドワイドな評価を受け、名機として広く知れ渡った。 そして「タトゥーラ」ブランドの発足から10年の時を経て、いよいよベイトリールのタトゥーラは3代目への変革を迎える。 伝統のTWSやマグフォースZといった好評の機構はしっかりと踏襲。 その優れたベースをボトムアップさせるかのごとく、新たに『HYPERDRIVE DESIGN』を導入したことが最も大きな進化点といえるだろう。 『HYPERDRIVE DESIGN』とは、すでに多くの上位機種に導入されている”巻き”と”初期性能の持続性”を向上させる設計思想であり、「HYPERDRIVE DIGIGEAR」による快適な巻き心地、「HYPER ARMED HOUSING」の堅牢なボディ、「HYPER TOUGH CLUTCH」がもたらす高タフネスなクラッチと、優れた使用感を長期間にわたってもたらしてくれるのだ。 また、スプールは世界基準とも呼べる34mm径を採用しつつ、超々ジュラルミンを使うことで圧倒的な軽さというアドバンテージを獲得。16lbラインを100m巻けるサイズ感ながらも軽量ルアーの扱いにも対応するというから驚きだ。
実際の使用感はどうなのか
そんな話題必至の3代目「タトゥーラTW」をルアマガプラススタッフが実際にフィールドで使用することに。 福ピンク:ルアマガプラスが誇るピンクの巨漢。タックルよりも目立つ格好に賛否両論!? O木:元釣具店スタッフというルアマガプラスの秘密兵器。ラーショ(ラーメンショップ)にお熱 O木「どうよ福ちゃん。初めてのタトゥーラの感想は」 福ピンク「びっくりしました。なんというか、完成度が高いっていうんですかね。定価が2万3300円?ありえないです(笑)」 O木「オレも歴代タトゥーラを使ってきたけど、今回のは間違いなく最高峰。ビジュアルの好みはあるかもしれないけど」 福ピンク「パーミングしやすい適度に角のないデザインはすごく現代的ですよね。それでいてサムレストの凹みたいなワンポイントのお陰で個性もある」 O木「マットブラックを基調とした配色も高級感があるよね。それからもちろん、ロッドのタトゥーラXTと組み合わせたときにもカッコいい」 福ピンク「ブレイゾンやリベリオン、なんならBLX(ブラックレーベル)と組み合わせても違和感の無いビジュアルは、長い事お世話になれそうです!」 O木「スペック面でもそうだよ。もともとタトゥーラってコスパも含めた質実剛健を絵に書いたようなリールだったんだよね。カッチリしてるしキャストも快適だし、巻き心地も十分な域。でも今回のタトゥーラはそんな19モデルを平然と超えてきた」 福ピンク「技術的にはHYPERDRIVE DESIGNが搭載されてるんですよね」 O木「もちろんグレード的に全部というわけにはいかなかったみたいだけど、ギア周りとフレーム、クラッチがHYPERDRIVE DESIGNになっていて、そここそが今回のタトゥーラの目玉と言えそうだよ」 福ピンク「高耐久、いいですね。しかもソルトにも対応ですよね。ビッグベイトシーバスとかロックフィッシュにも使えるソルト対応なのも最高です!」 O木「マグフォースZだから遠投しやすいのもソルト的にありがたい!もちろん、バイブレーションとかスイムジグ、ヘビキャロ、ビッグベイトなんかの遠投はバスで有効だよね」 福ピンク「しっかりとブレーキが効いてくれるからなれないうちはキツめにしてトラブル回避を優先すればOK。スプールが軽くなったことの恩恵で、ブレーキを緩めればかなり軽めのルアーも使える印象です。力むことなく軽いキャストだけでもしっかりと飛んでくれるので、遠投だけじゃなくて近~中距離戦でもガンガン探っていくことができそうです。自分の腕前や用途に合わせて色々な使い方が出来る感じがしました!」 O木「それから忘れちゃいけないのがTWSだよ。この価格で当たり前のように搭載されているけど、これってやっぱりDAIWAの圧倒的な個性であり、武器だからね。ハイエンドモデルに付いているのと同じ革新的な機構がそのままのっかってる。はっきり言ってスゴイ」 福ピンク「文字通り抜けるようなキャストフィーリングだし、フリーフォールもラインを手で引っ張り出す頻度がかなり減った気がしましたもん」