試合前練習でキャッチボールを行うドジャース・大谷（撮影・小林信行）

　「ドジャース－ジャイアンツ」（２日、ロサンゼルス） 　ドジャースの大谷翔平選手が「２番・指名打者」で出場することが発表された。前日の試合で自己ワースト記録となる開幕から３３打席ノーアーチ。昨季本塁打王に地元ファンを熱狂させる一発に期待がかかる。 【写真】ワースト記録中も試合前はリラックスムード　笑顔の大谷は悲壮感なし 　大谷は前日の試合で４打数１安打１打点。初回無死三塁の好機に二ゴロで先制点を挙げ、三回１死一塁の打席では右翼線二塁打で好機を拡大して後続の適時打をお膳立てした。しかし、この打席で開幕から３１打席連続本塁打なしとなり、２２年の３０打席連続の自己記録を更新。続く２打席も凡退し、今季１号は持ち越された。 　この日は試合前にフィールドに出てキャッチボールを行った。昨年９月に右肘手術を受けた大谷は３月２５日から来季の投手復帰に向けた投球プログラムを開始。現在は１日置きにボールを投げており、前回同様、約１０メートルの距離から投球フォームを入念に確認しながら約５０球を投げた。 　ドジャースはこの日、マリナーズから戦力外となった外野手のトランメルの獲得を発表。昨季は３Ａで２１本塁打＆１７盗塁をマークした２６歳との契約は、腰痛のため、前日まで２試合連続欠場し、この日のスタメンを外れた正左翼手のヘイワードの負傷者リスト入りを想定しての措置とみられる。試合前の会見でロバーツ監督は「今日はプレーすることはない。明日なんらかの決断をする」と話した。 　また、球団はヤンキースとの金銭トレードで中継ぎ左腕のニック・ラミレスを獲得したと発表。同投手をメジャー４０人枠に入れるため、開幕前に１０日間の負傷者リストに入っていたグラテロルを６０日間に移行した。 ▽ドジャースのラインアップ １番・遊撃　ベッツ　　　　　　打率・５２０　４本塁打　１０打点　ＯＰＳ１・８３６ ２番・ＤＨ　大谷　　　　　　　打率・２６７　０本塁打　３打点　ＯＰＳ・６７０ ３番・一塁　フリーマン　　　　打率・３６０　１本塁打　６打点　ＯＰＳ１・０２０ ４番・捕手　スミス　　　　　　打率・５００　０本塁打　６打点　ＯＰＳ１・１１９ ５番・三塁　マンシー　　　　　打率・２９６　１本塁打　５打点　ＯＰＳ・７７７ ６番・右翼　Ｔ・ヘルナンデス　打率・２５０　４本塁打　９打点　ＯＰＳ１・０５０ ７番・中堅　アウトマン　　　　打率・０９５　０本塁打　３打点　ＯＰＳ・３６４ ８番・二塁　ラックス　　　　　打率・１７４　０本塁打　０打点　ＯＰＳ・３４８ ９番・左翼　Ｋ・ヘルナンデス　打率・１４３　０本塁打　１打点　ＯＰＳ・３６５ 　　　投手　ブレイシア　　　　ブルペンデー