府中市で行われた年末年始の生活困窮者支援
■フードバンクにも物価高の影響が この日の相談内容は、食料支援に関するものが8割を超えたそうです。 会場では地元のフードバンクによる食品の支給がありました。フードバンク府中の登内譲さんです。 フードバンク府中の登内譲さん 「基本200人分用意してるんですね。お米、アルファ米、これも防災備蓄品なんですけどね。スティックパン。あと、飲料でしょ。パックご飯とレトルトカレーをセットで1個ずつ差し上げました。カップラーメン、あとはお菓子ですね。家族連れ、お子さん連れも多いので。果物を2個ずつぐらい差し上げてますね。 あとは歯ブラシとか、女性向けの化粧品ですとか、生理用品とか。あと今回の特色はですね、福島の支援ということで、福島からお米を300キロ買い付けて、1キロずつ小分けして出しています。あと、古着もいろんなところから寄付していただいて、過去一番集まりましたね」 ――今フードバンクに集まるものが減っているという話を聞いたんですが。 「比較的うちは来てる方だと思いますけど、やっぱり寄付が減ってるというのは、やっぱり世の中の状況でしょうね。お米の値段が上がっててお米があまり寄付が少なくなってきたとか、そういったことを言ってるんだと思うんです。他のものもね、みんな同じで」 ■「相談会」を知った人たちによる支援の広がりも この日の相談会に訪れたのは相談者だけではありませんでした。 新聞記事にこの相談会の告知が出たことで、自分も何かできないかとお手伝いに来た地元の人や、以前にこの相談会にボランティアで参加し、現在は大学でコンビニの廃棄食品を必要な人に届けるための団体を立ち上げたという学生の姿もあり、支援の広がりも感じました。 (TBSラジオ「人権TODAY」担当:進藤誠人)
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