岡山県笠岡市の前教育長がセクハラ 勤務中、職場内で職員に抱き付く
岡山県笠岡市は25日、前教育長の岡田達也氏(63)が在職中に複数の職員に抱き付くなどのセクハラを行っていたと発表した。岡田氏は6月に退任しており、市は被害者の意向を踏まえ刑事告発を見送る方針。 市によると、セクハラの疑いを把握した市が7月、市ハラスメント防止条例に基づき、弁護士でつくる第三者委員会に調査を依頼。岡田氏は条例が制定された昨年12月以降、勤務中に職場内で職員に抱き付いたり、手を握ったりする行為を複数回行っており「相手の意に反し、性的不快感を及ぼした」としてセクハラと認定された。 市は特定につながるとし、被害者の性別などを明らかにしていない。岡田氏は「ご迷惑をかけ、誠に申し訳ない」と述べているという。 栗尾典子市長は「教育長によるセクハラは大変残念であり、決して許される行為ではない。ハラスメントのない職場環境づくりにしっかり取り組む」とコメントした。