県民に聞く…斎藤氏に投票した理由は?再選を果たした斎藤前兵庫県知事の明暗を分けたSNS支持 取材した鈴木エイト氏が感じた“違和感”とは【news23】
斎藤元彦氏(百条委員会・9月) 「誰がこの文章を作成したのか、なぜ作成したのかという意図などを、事案としてしっかり把握するということが大事だと指示しました」 斉藤氏は、「文書は誹謗中傷性が高く、公益通報にはあたらない」「告発者探しにも違法性はない」と主張していましたが、兵庫県議会は9月、斎藤氏に対する不信任決議案を全会一致で可決しました。その後失職し、出直し知事選挙に挑むことに。最終日には、県職員に見送られることなく、県庁をあとにしました。 街頭に立つも、当初は見向きもされなかった斎藤氏ですが、選挙終盤には大勢の人が集まるようになりました。 今回の知事選の投票率は55.65%、前回よりおよそ14ポイントの上昇となりました。斎藤氏の再選に有権者たちは… 兵庫県民(50代) 「この人えらいパワハラする人やな、こんな人アカンで、というのが最初の印象です。ただ、時間が経つにつれて『そうか?』と心が動きました」 兵庫県民(60代) 「僕もはじめは、『なんてひどい人だ』と思ってました。でもその後、情報が出てきて実はこれが真実だったのかなと思いました」 兵庫県民(40代) 「斎藤さんがはめられたっぽかったので。決定打は立花さんが出てきたっていうところ」 ■「SNS」で大逆転 有権者は何を信じた? 今回の選挙では政治団体党首の立花孝志氏も立候補していましたが、自身の当選は目指さないとし、選挙戦で斎藤氏をサポートしていました。 政治団体・党首 立花孝志 氏 「当選を目的としない選挙に、今回は臨ませていただいています。斎藤は悪い奴だと思い込まされているんです」 するとSNS上では、「元知事がんばれ」と斎藤氏を応援する動きが活発に。今回の選挙戦では、SNSの情報も大きな判断材料となりました。 兵庫県民(30代) 「TikTokやショート動画、あとYouTubeも、立花さんのやつとかも面白かったです。勝手に見せられる回数が増えるにつれ、気持ちが強くなっていくのは、人間の性じゃないかな」