美しく優しく 芸舞妓が「おめでとうさんどす」 京都の花街で始業式
京都市内の花街で7日、仕事始めにあたる「始業式」があった。黒紋付きの正装の芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)たちが「おめでとうさんどす」とあいさつを交わし、芸事に精進することを誓い合った。 【写真】「始業式」で誓いの言葉を唱和する芸舞妓ら=2025年1月7日午後0時3分、京都市東山区、新井義顕撮影 祇園甲部歌舞練場(同市東山区)で正午から始まった式では、全員で「常に美しく優しく親切にいたしましょう」「祇園の伝統を誇りとし心の修養につとめ技芸の習得に励みましょう」などと誓いの言葉を斉唱。京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんが恒例の地唄舞「倭文(やまとぶみ)」を披露した。(清水謙司)
朝日新聞社