【修行僧が行く!“格ゲー聖地”探訪】有名ゲーセンの名を受け継ぐ日本酒バル「BET.50」は格ゲーファンの“憩いの場”だった
1990年代の格闘ゲーム全盛期は、ゲームセンターも群雄割拠。プレイヤーを惹きつけた名店も多く、高田馬場駅西口にあった「BET,50」(ベットハーフ)もそうしたゲームセンターの一つ。格ゲー界の生ける伝説・梅原大吾さん(ウメハラ)も通ったという同店は閉店して久しいが、その名を受け継いだ日本酒バルが、格ゲーファンの憩いの場となっているという。 【動画】格ゲー神・ウメハラさんが「BET.50」から動画配信 今回、“格ゲー愛”を貫く格ゲー配信者の修行僧さんがこの“憩いの場”を訪れ、その魅力を体感。同店の店長・ゴンタさんとのトークを楽しみつつ、現代に生きる格ゲーマーたちの“新たな聖地”を現地レポートする。 ■ふ~どさん、こく兄さん、アールさん、KSKさん…格ゲー勢に愛される名店 「ウメハラさんがそこでよく飲んでるという噂を聞いていたので行ってみたかったです」と、「BET.50」の噂を話す修行僧さん。多くの格ゲーマーがSNSで来店報告を投稿しており、注目を集めているのだ。また、格ゲー界のリビングレジェンド・ウメハラさんも折を見ては「BET.50」を訪れ、食事を楽しんだりYouTube配信を行っている。 ■格ゲー神・ウメハラさんが「BET.50」から動画配信 そんな「BET.50」があるのは、地下鉄・東新宿駅近くのビル内。路面店ではないため、初めて来店する際は「BET.50」の公式サイトにあるMAPや動画で道順をチェックすべし! 「BET.50」のロゴが掲げられたドアをくぐると、そこに広がるのは格ゲーファンの“隠れ家”という表現がぴったりのバル。だが、カウンター席の裏に置かれたモニターには、ストリートファイター6の対戦映像が映し出され、オシャレな調度品のそこかしこにストリートファイターグッズが置かれており、ここが格ゲーファンに開かれた店だということがビシバシと伝わってきた。 「こんなオシャレな所でみんなで酒飲みながらSFL見れるんかい!最高やないかい!」と修行僧さんが驚くように、同店では格闘ゲームの大会配信映像などをパブリックビューイング(PV)として投影。“eスポーツバー”としての顔を持っているのだ。丁度この日は「CAPCOM Pro Tour 2024 ワールドウォリアー」のPVが行われており、店内はカウンター・テーブル席ともにほぼ満席の賑わいを見せていた。 ■マスターのゴンタさんは格ゲーファン歴30年&きき酒師! 同店を切り盛りする店主のゴンタさんは、日本酒のソムリエと言える「きき酒師」(※「きき」は口偏に利)の資格を持っていて、こだわりの日本酒を日々提供している。メニューには和歌山県の「紀士」、広島県の「宝剣」、富山県の「羽根屋」といった各地の銘酒をはじめ、メニューに載らない日本酒も随時入荷しているという。 今回は「辛口」をキーワードに、ゴンタさんにオススメのお酒をオーダー。すると、田中六十五と梵純米吟醸 ときしらずの二本をセレクトしてくれた。もちろんバルらしく、ビールやサワー、焼酎、果実酒のラインナップも豊富だ。 フードメニューもお酒との相性抜群な料理がずらり。自家製ローストビーフ(1350円)やでっかい炙り油揚げ(750円)、若鶏のボロホロ甘旨煮(900円)などがオススメメニューだそう。雲仙ハムとソーセージの盛り合わせ(900円)はハムやマスタードの製造者が格ゲーファンということで、ぜひ頼みたい一品。修行僧さんも「全部美味いです!」と太鼓判だ。 ■「ああ…格ゲー好きな人が集まってるんやなぁ」と修行僧さんも実感 店内奥には有名プレイヤーのサインや、大きなポスターも掲示されていて、格ゲー好きならうれしくなること間違いなし。修行僧さんも「日曜日の夜遅くだったのに席は満席でした。他の人がどんな会話してたのかわかりませんが、みんな閉店間際になったら、ポスターの写真撮ったり、サイン眺めたり、店主さんと写真撮ったり、『ああ…格ゲー好きな人が集まってるんやなぁ』と実感しました」と、グルメとともにお店の居心地のよさに大満足の様子だった。 「自分の好きな物を好きな人同士で集まって、一緒にお酒飲めるなんて人生で最高の瞬間だと思います!」という修行僧さんの言葉がふさわしい名店。友人と連れだって、ゲームセンターや対戦会の帰りに、ぜひ立ち寄ってみてほしい。 ■店舗情報 住所:東京都新宿区大久保1-1-11コントワール新宿209 公式X:@gonta_cvs2