ドジャース“救世主”フラーティ今季最短3回4失点KO 先発陣崩壊3戦連続乱調 エース格グラスノーは今季復帰絶望的
「ブレーブス-ドジャース」(13日、カンバーランド) ドジャースの先発、ジャック・フラーティ投手が3回5安打4失点でKOされた。7月末のトレード期限直前に移籍し、新天地では7登板、5勝1敗、防御率2・61の快投を披露していたが、今季最短KOで苦しい先発陣にとって大きな痛手となった。 前所属球団のタイガースでの18登板と合わせ、今季はここまで25登板、自己最多の12勝(6敗)、防御率2・86と安定した成績を残してきたフラーティ。 しかし、この日は初回、先頭に中前打を許すと2死から4番オルソンに右翼フェンス直前の二塁打で1点を先制される。二回は2死二塁のピンチをしのいで無失点に抑えた。しかし、三回は2番ソレアに二塁打を浴び、2四球と暴投で2死満塁とし、7番アルシアに走者一掃の右中間二塁打を浴びて3点を追加された。 三回を投げ終えた時点で球数は83。ロバーツ監督は2番手左腕ベシアの投球を決断した。フラーティにとって3回降板は今季最短だった。 ドジャース先発陣は11日のカブス戦でミラーが五回途中6失点で、前日の同カードでナックが2回5失点でいずれもKO。グラスノー、ストーン、カーショーの3本柱が故障で離脱する中、救世主となっていたフラーティの乱調で3試合連続早期降板となった。 試合前にはグラスノーに右肘捻挫が判明し、今季中の復帰が絶望視されている。地区優勝、さらには10月のプレーオフ進出を目指すチームに暗雲が漂い始めている。