センバツ2024 「仲間のため」忘れず 報徳・卒業生がエール /兵庫
西宮市の報徳学園で17日、卒業式があり、3月18日開幕のセンバツに出場する野球部の選手たちが、前回大会で準優勝を飾った先輩たちと互いにエールを送り合った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 野球部の3年生46人は式後、グラウンドに集まった。現チームの間木歩主将(2年)が「報徳学園での3年間より苦しいことはないと思う。報徳を忘れず頑張ってください」と激励すると、プロ野球オリックス・バファローズに入団した前主将の堀柊那(しゅうな)さん(18)が「仲間のために戦うことを忘れず、しっかり戦い抜いてほしい」と返した。 前回大会で主軸として活躍した石野蓮授(れんじゅ)さん(18)は、共に戦った間木、今朝丸裕喜(2年)両投手の名を挙げ、「僕たちの学年だけじゃ準優勝までいけなかった。頼りになり、助けてもらった」と振り返った。 最後の集合をかけた大角健二監督は「今日から同じOB。後輩たちを一緒に盛り上げていこう」と晴れ晴れとした笑顔で呼びかけた。【稲田佳代】 〔神戸版〕