県推薦校の日立商表彰 センバツ21世紀枠 「夢描く機会」 /茨城
来春の第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)で「21世紀枠」県推薦校に選出された日立商(栗田武志校長)の表彰式が26日、同校(日立市久慈町6)であった。県高野連の深谷靖会長が益子佑弥主将に表彰状を手渡した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 日立商は今秋の県大会で公立校唯一となる8強入り。地元小学校のPTAと連携し、週1回、児童の登校時に交通量の多い交差点や横断歩道に立ち、見守る活動をしていることなどが評価された。 野沢哲郎監督は「道端に立つことで、運転手が子どもたちに気をつけて運転してくれるようになる。大きな意味を持つ取り組みだと感じている」と話し、推薦校選出について「選手らが(甲子園という)夢を思い描く機会になるし、周囲の生徒にもいい影響を与えると思う」と喜んだ。 益子主将は「8強入りは自分たちだけでなく、先生、家族、地域の人たちが支えてくれたおかげ。感謝したい」と話した。 今後、各都道府県の推薦校から全国9地区ごとに候補1校に絞り込み、21世紀枠の候補校として12月13日に発表。2025年1月24日の選考委員会で出場2校を選出する。【田内隆弘】