山下美夢有は表彰台へ1打及ばず4位タイ リディア・コーが悲願の金メダル
◇パリ五輪 女子 最終日(10日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72) 【画像】涙が止まらない山下美夢有 ニュージーランドのリディア・コーが首位タイから「71」として通算10アンダーで優勝し、金メダルを獲得した。2016年リオデジャネイロ大会の銀メダル、21年東京大会の銅メダルを経て、金・銀・銅を並べる「メダルスラム」を達成した。 首位と2打差の3位タイから出た山下美夢有は5バーディ、2ボギー2ダブルボギーの「73」でプレーし、通算6アンダーの4位タイで終えた。表彰台へ1打及ばず、女子日本代表として21年東京大会の稲見萌寧の銀メダルに続くメダル獲得を逃した。
エスター・ヘンゼライト(ドイツ)が通算8アンダー2位で銀メダル。リン・シユ(中国)が7アンダー3位で銅メダルに輝いた。 山下は2番(パー3)でバーディを先行して発進。6番から2連続ボギーとした後、8番で取り返した。直後の9番(パー5)でグリーン周りに苦しみ、ダブルボギーをたたいた。 チャンスホールの14番(パー5)、4mを決め切った15番で連続バーディを奪取。メダルが視野に入る中、続く16番(パー3)でティショットを池に落とし、痛恨のダブルボギーを喫した。 ホールアウト後のインタビューでは「9番と16番でもったいないダボを打った。特に16番のティショットは悔やまれる。悔しい結果で終わったが、次に生かせるように準備して頑張りたい」と語った。取材が終わると、涙を流した。 東京大会(フィリピン代表)に続く五輪出場となった笹生優花は42位から出て「82」と崩れ、通算17オーバーの54位で終えた。 パリ五輪では男子ゴルフの松山英樹が銅メダルを獲得した。