非対称ケースからジェムセット文字盤まで【オーデマ ピゲ】の新作ウオッチを一堂に紹介
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」
Ref.15514BC.YY.1284BC.04 価格問い合わせ スペック:自動巻き(Cal.4309)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm、厚さ11.6mm。2気圧防水。
クリスタルサンド仕上げの輝くダイアル
新しい「ロイヤル オーク フロステッドゴールド オートマティック」の2モデルが登場。独自の「クリスタルサンド」仕上げのダイアルを鍛金仕上げのケースとブレスレットに組み合わせたモノクロデザインを組み合わせている。洗練されたコントラストとテクスチャーで光の反射を受けて輝く。「フロステッドゴールド」と命名した伝統的な技法は、ジュエラーのキャロリーナ・ブッチがレディス ロイヤル オーク40周年の2016年に導入したものだ。ダイヤモンドチップの治具でゴールドの表面を細かく打つ鍛金技法により、光が煌めくように反射するのがフロステッド効果である。ダイヤモンドダストのようなきらめきに輝くフロステッドゴールド仕上げは、ポリッシュとサテンブラッシュを組み合わせた表面と美しいコントラストを生む。
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク フロステッドゴールド オートマティック」
Ref.77450BA.GG.1361BA.01 852万5000円 スペック:自動巻き(Cal.5800)、毎時2万8800振動、約50時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径34mm、厚さ8.8mm。5気圧防水。
新素材「クロマゴールド」を開発
スイスのオートオルロジュリー マニュファクチュール、オーデマピゲは2024年3月に発表した新しいマルチカラーセラミックのクロマセラミックに続き、カモフラージュパターンのクロマゴールドと呼ばれる新素材を発表した。この特許保有のポリクロームゴールドは最新のスパークプラズマ焼結(SPS)テクノロジーにより得られたもので、クロマセラミックの開発ですでに使われた、パウダー状のゴールドを迅速に焼結させる技術を用いている。オーデマ ピゲのR&Dチームが開発したこの新しいゴールド合金は、ミラノで開催されたエキシビションSeek Beyond「時計の先へ。想像の先へ。」で、プロトタイプとして発表された。オーデマ ピゲの研究開発ディレクターであるルカス・ラッジ氏は新素材について「このマルチカラーゴールドは貴金属の加工というテーマに新たなページを開きました。これまでにないデザインのクリエーションが可能となり、お客様にも新たなメリットを提供することができます」とコメントしている。新素材クロマゴールドを採用したモデルの登場に期待したい。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。Text/平野翔太(WN編集部)
Text/平野翔太(WN編集部)