彼女のスバル「BRZ」は崖から落ちた「86」からの箱替えだった!? 外観にガーリー要素皆無「よく女子っぽくないと言われます」
硬派な雰囲気でまとめられているカスタム
2024年7月6日にGメッセ群馬で開催された『群馬ソニック』の屋外会場には女性オーナーが乗る車両を展示するスペースが設けられ、レディースオーナーが乗るトヨタ「86」&スバル「BRZ」がズラリと並びました。今回はBRZに乗るレディースオーナー、“しゅり”さんを紹介します。 【画像】パープルにオールペンされた『漢』っぽいレディースオーナーのBRZを見る(全9枚)
峠で崖から落ちた86からの乗り換えで購入したBRZ
1台ずつ見ていくと、女性らしく可愛いディスプレイをしている車両が多かったが、中にはあまり女性が乗っていることが想像できない車両も並んでいた。今回紹介するのは、そんな硬派なBRZに乗るしゅりさんだ。しゅりさんはこのクルマの前にも86に乗っていたそうで、ちょうど今から2年前にこの2017年式のBRZ STI Sportに乗り換えたそうだ。乗り換えた理由を聞いてみると、 「いや~、前のは峠を走ってて、崖から落ちちゃって(笑)。もちろん廃車になっちゃったんで、使えるパーツは移植しようと思って、箱替えのつもりで乗り換えたんです」
塗り分けラインの設定が絶妙なワイドボディ仕様
パンデムのワイドボディキットを纏い、巨大なGTウイングを装着。ボディは明るいパープルでペイントしているが、ボンネットやトランクなどに加えてドア下をブラックとしている。これはボディをより薄くみせることで、視覚的に車高が低く見えるトリック。フロントリップはワンオフ制作したもので、チェーンで吊っている。リアウイングはポールウォーカーが自身のR35GT-Rに装着しているのと同じ社外品を流用装着しているそうだ。確かに外観にガーリーな雰囲気は皆無。むしろ男気溢れるスタイルだ。 「グループのクルマが黒いボディカラーが多くって、みんなと同じじゃイヤだし、パープルなら目立つかな、って。そんな感じなんで、よく女子っぽくないクルマだって言われています」
パープルのワイドボディがブラックの深リムを呑み込む
ホイールはSSRのProfessorMS3で、フロント、リア共に18インチをチョイス。あえてスポークをブラックとすることで、よりリムのクロームや深リム加減が強調されている。ワイドボディに合わせてかなりのディープオフセットとなっており、リアに合わせるタイヤは285/35R18というサイズをチョイスしている。 リアに回ると、巨大なリアウイングの下にはディフューザーのセンター部分が大きくカットされ、センターから砲弾型のマフラーが飛び出している。これはHKS製ですでに廃番になったタイプをチョイスしているそうだ。 「今後はエンジンにも手を入れていきたいですね」とさらなる進化を予感させるしゅりさんの言葉通り、まだまだ進化しそうな予感。今後の変化にも注目だ!
勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)