夏の移籍でどう変わった? J1クラブ市場価値ランキング1~10位。第1位はサンフレッチェ広島【2024年最新版】
欧州からFW補強
4位:ガンバ大阪 監督:ダニエル・ポヤトス J1リーグ順位:4位 総市場価値:1733万ユーロ(約27億7280万円) 最高額選手:ウェルトン(220万ユーロ/約3億5200万円) ガンバ大阪は、総市場価値が1733万ユーロ(約27億7280万円)でJ1リーグで4位にランクインしている。 夏の移籍市場では、ベルギーのシント=トロイデンから林大地が加入した。市場価値は75万ユーロ(約1億2000万円)で、新たな得点源として期待されている。 一方で、唐山翔自(35万ユーロ/約5600万円)、坂圭祐(25万ユーロ/約4000万円)、中村仁郎(15万ユーロ/約2400万円)などがこの夏にガンバ大阪を離れたため、チームの総市場価値はほぼ横ばいだ。 チーム全体では、ウェルトンが市場価値220万ユーロ(約3億5200万円)でトップ。中谷進之介が140万ユーロ(約2億2400万円)で続き、ダワンとネタ・ラヴィが120万ユーロ(約1億9200万円)で3位タイとなっている。さらに、ファン・アラーノが90万ユーロ(約1億4400万円)で、上位5人のうち4人が外国人選手という構成だ。 2023シーズンのJ1リーグでは16位と低迷したガンバ大阪だが、今シーズンはチームの市場価値に見合った順位に位置している。リーグ戦直近4試合で勝利がないのは気がかりだが、優勝争いに食らいつけるだろうか。
欧州帰りのFWが存在感
3位:横浜F・マリノス 監督:ジョン・ハッチソン J1リーグ順位:6位 総市場価値:1755万ユーロ(約28億800万円) 最高額選手:アンデルソン・ロペス(200万ユーロ/約3億2000万円) 横浜F・マリノスの総市場価値は1755万ユーロ(約28億800万円)で、J1リーグで3位となっている。 横浜FMは、6月24日時点の総市場価値が1760万ユーロ(約28億1600万円)で、夏の移籍市場でほぼ変動がなかった。ただ、市場価値110万ユーロ(約1億5400万円)の西村拓真がスイス・セルヴェットへの期限付き移籍を終えて復帰を果たした。同選手は今月17日の川崎フロンターレ戦で復帰後初得点を決めただけでなく、前線からのプレスも効果的で、横浜FMに必要な要素を与えている様子だ。そのほかには、20歳のトーゴ代表MFジャン・クルード(40万ユーロ/約6400万円)も加入している。 一方で、ナム・テヒ(70万ユーロ/約1億1200万円)と吉尾海夏(40万ユーロ)がそろって済州ユナイテッドFCに移籍するなどしたため、総市場価値の変動は大きくなかった。 シーズン序盤はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)もあって過密日程に苦しみ、リーグ戦でも苦戦した横浜FMは、7月にハリー・キューウェル監督との契約を解除し、ヘッドコーチを務めていたジョン・ハッチソンが暫定指揮官となった。その後、リーグ戦4試合を戦って3勝1敗という結果で順位を上げているが、総市場価値3位という戦力を考えれば、これまでの不振が異常事態であり、本来の強さを取り戻しつつあると言えるだろう。