阪神・ゲラ 圧巻3人斬りで締めた 救援陣O封リレー「キョウ、ナイスゲーム」お立ち台で日本語連発
「阪神2-1中日」(5日、甲子園球場) 圧巻の投球で試合を締めくくった。1点リードの九回に登板した阪神のハビー・ゲラ投手が無安打無失点で7月31日・巨人戦(甲子園)以来となる12セーブ目を挙げた。 【写真】勝者の列に並ぶ岡田監督 さすがに嬉しさが隠し切れない満面の笑み 「キョウ、ナイスゲーム。ドウモセイエン、アリガトウゴザイマシタ」 聖地で初のお立ち台に上がった助っ人右腕は、上機嫌で日本語を連発。虎党の大歓声を気持ちよさそうに浴びた。 六回から桐敷、石井、岩崎とつないできた1点差のバトンを受け取った。先頭の岡林を2球で追い込むと、最後は158キロの直球で空振り三振。この日、3安打を放っていた巧打者にまともなスイングを許さなかった。 続く山本は158キロの直球でバットをへし折り、1球で遊ゴロに。最後の打者となった福永にはフルカウントから会心のスライダーで見逃し三振に仕留めた。 前回登板の3日・中日戦(甲子園)は1失点。中8日と間隔が空いたため「コントロールにばらつきがあった」と精彩を欠いたが、中1日できっちりと修正した。「ゾーンにアタックする気持ち」で強気に腕を振った。 「ブルペン陣は日に日に結束が高まっている。大事な試合が続くが、刺激し合って取り組んでいきたい」。虎のブルペンには頼れる守護神が控えている。