大谷翔平が3打席目まで安打なし、左ふくらはぎ付近に自打球、苦もんの表情でヒヤリも
◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(31日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(29)が31日(日本時間6月1日)、本拠地・ロッキーズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、4点を追う6回1死走者なしの3打席目はフルカウントから空振り三振に倒れ3打席連続凡退となった。左ふくらはぎ付近に自打球を当てて苦悶(くもん)の表情を見せる場面もあった。 ロッキーズの先発はダコタ・ハドソン投手(29)。今季は試合開始前の時点で10登板1勝7敗、防御率5・54と苦しんでいるが、カージナルスに所属していた19年には16勝を挙げた経験もある実力ある右腕で、大谷は19年に1度対戦して1打数無安打だった。初回1死走者なしの1打席目は1ボールから2球目のシンカーを捉えて、打球速度105・0マイル(約169・0キロ)という鋭い打球をはじき返したが二ゴロ。4点を追う4回先頭の2打席目も二直だった。4点を追う6回1死走者なしの3打席目はフルカウントから内角低めのカーブを捉えられず空振り三振に倒れた。 前日30日(同31日)は試合がなかったが、29日(同30日)の敵地・メッツ戦では、8回の5打席目に左中間席へ14号ダメ押し2ラン。左太もも裏の打撲などもあってやや調子を落としていたこともあって、今季最長となる9試合、45打席連続で本塁打が出ていなかったが、長いトンネルを抜ける10試合、46打席ぶりのアーチだった。 髪を切って迎えたこの日は現地時間で5月最終戦。ロバーツ監督の52歳の誕生日で、月間MVP争いからも目が離せない。前日30日(同31日)終了時点で月間7本塁打はリーグトップタイ、OPS1・001と長打率6割1分1厘はリーグトップ。29安打は同8位、19打点は同5位タイ、8盗塁は同4位、打率3割2分2厘は同4位、出塁率3割9分は同5位、50塁打は同2位と、多くの部門で上位に名を連ねている。昨年7月以来5度目となる月間MVPへ、最後のアピールをしたい試合でもある。また、盗塁を決めれば日本人ではイチロー(509)、松井稼(102)に次いで3人目のメジャー通算100盗塁となる。
報知新聞社