オジさんから女子大生にまで愛されるレトロなフォルムがお洒落でかわいい国産車たち
そのため、パオは、年数が経過したいまのほうががカッコよく見えるという不思議な魅力があります。フィガロ同様、ベースは初代マーチですが、インテリアも、シフトノブやステアリングホイール、メーター、スイッチノブなどはアイボリーが採用されるなど、クラシカルな雰囲気に統一されています。 中古車サイトだと、パオの登録台数は70台ほどで、相場は80~300万円ですが、220~230万円の個体が多いようです。地道に探せば、意外と安く手に入るかもしれません。
■トヨタ・FJクルーザー
小さくはありませんが、レトロなフォルムで人気だったクルマといえば、トヨタの「FJクルーザー」も外せません。FJクルーザーは、日本では2010年に発売開始となったトヨタのSUVで、1960年代の40系ランドクルーザーの型式がその名の由来。北米市場専用モデルとして開発されたFJクルーザーですが、デザインのよさから日本でも注目を集め、日本市場にも投入されたという経緯をもちます。
最大の魅力は、そのレトロフューチャーな外観。しかしながら、アメリカ人好みの4.0L V6の大型エンジンと、ランクルなどにも使われているラダーフレームシャシーが採用されるなど、その中身も、チャラめの外見には似合わない、本格的なつくりをもっていました。バックドアに横開き式が採用されていたことや、ガラスハッチが装備されていたこともあり、荷室は使い勝手に優れていましたが、サイドドアが、Bピラーのない「観音開き」タイプで、後部ドアだけを開けることができず、この点は少々不評だったようです。 北米では2013年に、日本でも2018年に生産終了となったFJクルーザーですが、中古車オークションでは300万円超で取引される個体もあるほど、現在もファンの多いモデルです。
■まとめ
現行モデルでも、たとえば、ホンダの軽自動車「N-ONE」などは、フォルムがレトロでおしゃれに感じますし、トヨタの「ランドクルーザー70」は、復刻モデルであるだけに、現行モデルでありながらノスタルジックな雰囲気が溢れるスタイル。 古いクルマを探す際は、きちんとメンテナンスが行き届いているか、アフターサービスが充実しているかなど、注意するべき点もいくつかありますが、ほかの人とは違ったクルマが欲しい!! という人はこれらのクルマを探してみるのもいいかもしれませんよ。