【ヤクルト】赤羽由紘は200万円増の900万円でサイン リハビリ中に奮起した出来事とは
ヤクルトの赤羽由紘内野手が3日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万円増の900万円(金額は推定)でサインした。「年々試合数も増えてきた。後半戦の5、6試合でいい感じにヒットを打てていて自分の中でつかみかけていたときに死球が当たって。いけるところをいけなくなってしまったのでそこは悔しいシーズンだったと思います」と1年を振り返った。 今季は自己最多の36試合に出場し、打率・241、2本塁打、6打点をマークしていたが、7月31日の試合で死球にあたり左手を骨折。それ以降は試合から遠ざかった。「長期離脱は今まで経験なかった。最初の1か月はそんなにメンタル的にも正直きつくなかったけど、2か月とか入るとずっと同じ練習」。マンネリ化していた時に、青木宣親氏と山崎晃大朗氏の引退試合を見に行った。「初めて球場で見る立場になった。これだけファンの人が応援してくれているんだと改めて実感して、弱音を吐いてはダメだとかなり自分の中で変わった」と赤羽。「その時に来年絶対やってやるぞという気持ちになった」。大先輩の引退試合を機に、気合が入った。 色紙には来季の目標を「100試合出場」と記した。「年々少しずつ出場が増えているけど来年は一気にいきたい。100試合出るということは今まで経験したことない疲労も出てくると思う。自主トレではそれに負けない体作りをしていきたい」。オフは内川聖一氏と自主トレに取り組む。「3年目になる。技術も聞きたいですけど、内川さんは日本代表になっているし、どういう心境でやっているのか今回は聞いてみたい」。目的を定め、師匠の元に飛び込む。
報知新聞社