ソフトバンク、2025年ルーキー6選手の新年の誓い ドラ1村上泰斗は「沢村賞&最多奪三振」
今季リーグ連覇と5年ぶりの日本一を目指すソフトバンクは昨年のドラフト会議で6人の支配下選手を指名した。ドラフト1位の村上泰斗投手(17)=兵庫・神戸弘陵高=は、甲子園出場経験はないものの最速153㌔を誇る将来性豊かな右腕だ。同2位の庄子雄大内野手(22)=神奈川大=、3位の安徳駿投手(22)=富士大=は即戦力として期待される。将来のホークスを担う6人の素顔や目標を紹介する。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 ◇ ◇ ◇ ドラフト1位の村上は、スピン量が多い最速153㌔の直球が持ち味の右腕だ。理想型は阪神・藤川新監督が現役時代に代名詞とした伸びのある直球「火の玉ストレート」。村上は「直球を特徴としたニックネームをつけてもらえる選手になりたい」と意気込む。 中学時代は控えの捕手。高校進学を機に監督の勧めで投手に本格転向した。入学当初の最速は133㌔だったが、高2春には152㌔まで上昇。甲子園の経験はないものの、一気にプロ注目投手に成長した。その身体能力の高さから、球団フロントからも「ボールの質、切れ、コントロール含めて(米大リーグ・ドジャースの)山本由伸をほうふつとさせる」と期待が寄せられる。 背番号は「20」。昨季限りで現役引退した和田さんがソフトバンク時代に付け続けた「21」の隣の番号を背負う。村上は「和田さんと言えば21番だった。20番といえば村上と言ってもらえるように。全てにおいて見本でありたい」と、息の長い選手も目指す。 目標には「勝てるピッチャーがもらえる称号であり、三振を取れる証拠でもある」と、「沢村賞」と「最多奪三振」を掲げる。また、将来的には「そうなることが自分の使命」と、昨年に大阪桐蔭高からドラフト1位で入団した前田悠とともに、将来は左右のダブルエースを目指す。投手陣の大黒柱を目指し、153㌔右腕の挑戦が始まる。(大橋昂平) 【#OTTOソフトバンク情報】