親子や学生も楽しみながらAIやDXを体感できる!〈STATION Ai〉が名古屋に誕生!
コロカルニュース
今やAIやDXといった言葉を見ない日がないほど、デジタルイノベーションが進んでいます。その一方で、ITに精通していない人にとっては、まだまだ踏み込めない世界でもありますよね。そんな人たちに朗報なのが、〈STATION Ai〉の誕生のニュース。名古屋駅から電車で7分、歴史ある鶴舞公園に隣接した、日本最大級のオープンイノベーションの拠点です。 【写真で見る】気軽に利用できる1階フードラウンジ。丼にハンバーガー、ベトナム料理、インド料理など多彩な料理が並びます。 愛知県が進める「Aichi-Start up戦略」の中核として、ソフトバンクの子会社であるSTATION Ai株式会社が運営を手がけています。今回は、〈STATION Ai〉で体験できることを紹介していきます! ■モノづくり王国・産業イノベーションの歴史を持つ愛知 愛知県を中心とした東海圏は、産業イノベーションや伝統工芸の集積地であり、モノづくりにすぐれたエリア。名古屋の中心に、スタートアップを支援する拠点ができるのは、自治体の方向性ともマッチし、企業からも熱い視線を集めています。 なかでも、この施設がすばらしいのは一般に開放されていること。現在、各地に企業が運営するオープンイノベーションは増えていますが、B to Bが中心のため、一般の人が利用できる施設ではないのが現状です。 ■親子でも気軽に行ける飲食店やホテル、フリースペースが充実 ここ〈STATION Ai〉は1階にはフードラウンジ、2階には展示室や、打ち合せスペース、カフェ、7階にはホテルが入っており、誰でも気軽に利用できます。フードラウンジでは、海外からの利用者も多いことから、丼にハンバーガー、ベトナム料理、インド料理、ベジタリアンと、バラエティ豊かな多国籍料理が並んでいます。 1階はフリースペースになっているため、ビジネスランチをしている会社員や、PCを開いて打ち合せしている起業家に混じって、ランチやティータイムを楽しめるのもこのスペースのおもしろいところ。また、イベントスペースでは、会員でなくても、学校やサークルの行事の発表や講座などを、リーズナブルな価格で利用できるのだとか。まさに開かれた施設といえそうです。 ■スロープをロボットが自主走行、壁面にはアートも 吹き抜けとなっている広々とした雰囲気に加え、1階から7階まで長いスロープでつながっているスマートビルディングも特徴のひとつ。バリアフリー設計は人間のためだけでなく、ロボットが館内を自由に自主走行するためでもあるのだとか。 館内にいると、荷物を運ぶロボットやサイネージを投影できるロボット、お掃除ロボットに遭遇でき、子どもたちにとっても身近にAIに触れられるきっかけとなっています。 ゆるやかなスロープを歩けば、壁面にはカラフルなアートが展示されていてまるでギャラリーにいるようなムードも楽しめます。異彩作家とともに新しい文化を創造しているヘラルボニーが選出した47名、152の作品があちこちに飾られています。自由な発想で描かれるアート作品は、スタートアップの人たちに求められる今までにない発想への刺激にもなっているようです。 ■世界に向けて、STATION Ai が目指すスタートアップとは 「スタートアップが成長するとき重要なのは、地場産業がしっかり地元に根づいていること。ここ愛知県は、昔から自動車産業をはじめ、多くのイノベーション企業が集積しています。また日本を支える企業の創業者やノーベル賞受賞者を多数輩出しており、 これら地域の魅力を知ってもらえるのが2階にある〈あいち創業館〉です」と語ってくれるのは、ソフトバンクのインキュベーション事業統括部で STATION Ai 株式会社 経営企画部広報の大谷加玲(おおたにかれん)さん。 社会科見学にも使われる〈あいち創業館〉は、愛知の産業ヒストリーを紹介する映像や、歴史に名を残す創業者や企業家の歩みを知る書籍コーナー、テーブルをタッチすることで企業家の言葉や思いが現れるリレーションテーブルなど、インタラクティブに学べるスペースとなっています。小学生のお子さんたちも、遊び感覚で触れられるのがSTATION Aiのいいところ。 「日本の文化・風土や社会的背景から、いきなり起業家を目指すのは難しい面もあります。ここではアントレ教育として、小さいお子さんや中学生、高校生に対しても、学びのなかで『起業って楽しくて、おもしろい』や、『創造できる働き方も選択肢のひとつ』ということを自然に学んでくれたらと考えています」と大谷さん。