供述調書が無くなった?! 事件引継ぎ時に発覚、不要紙にまぎれシュレッダーで裁断か 取り調べ対象者に謝罪 串木野海保
鹿児島県の串木野海上保安部は5日、20代の男性職員が、担当していた事件の供述調書を紛失したと発表した。不要になった用紙とともに誤ってシュレッダーで裁断した可能性が高いとしている。取り調べの対象者には同日、経緯を説明し謝罪した。 同保安部によると、調書は1通(4枚つづり)。10月25日午後5時40分ごろ、引き継ぎを受けた事件送致の担当者が調書がないことに気付いた。最後に確認したのは、男性職員が上司の指示を受けて書類の修正などをした同月16日。庁舎外に持ち出されることはなく、不要になった用紙と机上にあった調書を誤って混入したとみられる。保管用の書棚なども調べたが、見つかっていない。 男性職員の処分は今後検討する。同保安部の山景秀人部長は「再発防止に万全を期し、信頼回復に努める」とコメントした。
南日本新聞 | 鹿児島