あきれた関係…群馬の不良グループ、埼玉の不良グループと協力 千葉の女性から100万円だまし取っていた 詐欺を繰り返していた可能性 捕まったグループメンバーは21歳と18歳
千葉県内で発生した特殊詐欺事件に関与したとして、埼玉県警組織犯罪対策(組対)3課と所沢署は8日、詐欺の疑いで、群馬県伊勢崎市ひろせ町、無職の男(21)と前橋市の男(18)を逮捕した。2人は群馬県を拠点とする不良集団のメンバーで、埼玉県拠点の別の不良集団と連携して組織的犯行を繰り返していたとみて、余罪を捜査している。 だまされたふり…なんと27歳息子、父のふりした詐欺師から電話 現金を取りに来た女、24歳女子大生だった
2人の逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀して7月23日ごろから数回、千葉市中央区の女性(88)方に次男を名乗り「荷物をなくした」「取引会社の書類が入っていて、情報が流出した。弁償しないといけない」などと電話をかけ、同日午後1時半ごろ、女性方付近の路上で現金100万円をだまし取った疑い。いずれも容疑を否認しているという。 組対3課によると、この事件では県内の不良集団のメンバーとみられる受け子役とリクルーター役の少年を逮捕。受け子役の少年への捜査から21歳男らの関与が浮上した。21歳男らは受け子役の少年にスマートフォンを手渡し、秘匿性の高い通信アプリを使った指示役との連絡手段として使用させており、犯行ツールの調達役とみられる。県警は指示役など捜査を進めている。