“ほぼ裸”過激ファッションの妻と東京に滞在も 移住が噂されるカニエ・ウェスト改めイェ、ゴタゴタ人生を総ざらい
■大統領選出馬(2020) 2020年、いよいよカニエは自分が主催する「バースデー・パーティー党」から、アメリカ大統領選挙に出馬することを表明。独立記念日の7月4日にツイッター(現エックス)にて、「神を信じ、ビジョンを一つにし、未来を築くことで、アメリカの約束を果たさなければならない」とし、出馬を発表した。しかし、選挙集会で、娘を授かった際に中絶を望んだことを涙ながらに告白するなどし、選挙戦は苦戦。この時、当時結婚していたキムが、39歳の時に双極性障害と診断されたカニエの予測不能な言動を心配し、メンタルヘルスに問題を抱える人への理解を求めたこともあった。イーロン・マスクからツイッターで支持を受けるも、推定投票数1億6000万票のうち、わずか6万票を集めるにとどまり、あえなく敗北。2024年の選挙にも出馬の意志を示していたが、断念したようだ。 ■「Ye(イェ)」に改名(2021) 2021年、カニエ・ウェストから「Ye(イェ)」に改名したことが報じられた。もともと2018年にアルバム『Ye』をリリースして以来、ステージネームとして登場していたが、裁判所に申請し法的に「イェ」と名乗ることが認められた。改名は「個人的な理由」だそうで、カニエいわく「イェ」は「聖書の中で最も使われている単語」で「You」を意味するのだそう。 ■ホワイト・ライブズ・マター騒動とユダヤ系差別でブランドと関係解消、SNS凍結(2022) 2022年4月、離婚係争中にキムを擁護したコメディアン、トレバー・ノアに対して人種差別発言をしたとして、インスタグラムから24時間利用停止処分を受けたカニエだが、この頃からこうした言動が急激に増えていく。10月にパリで自身のブランドYEEZYのショーを開催した際には、「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」を揶揄するかのような「White Lives Matter(白人の命は大切)」と書かれたTシャツを着て批判を浴び、これに関連するやり取りの中で反ユダヤ主義の発言をして、インスタグラムのアカウントが停止処分に。 すると今度はツイッターに場を移し、ユダヤ人差別発言を繰り返して、ツイッターからも停止処分を受ける。さらに12月には、陰謀論者アレックス・ジョーンズのインタビューでヒトラーを称賛するなどして、再びツイッターが停止。また一連の騒動を受けて、バレンシアガやGAP、アディダスといったブランドが契約打ち切りを発表。大手エージェントCAAとJPモルガン銀行も契約を解除するに至っている。