事実上“非公認”に…自民・田畑衆院議員の不適切な党員登録問題 富山県連「支部長選任を無期限で認めず」
富山テレビ放送
田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題を巡り、自民党県連は田畑議員への対応を協議する会合を開き、次期衆院選で公認候補となる選挙区支部長への選任を無期限で認めない方針を決めました。 事実上の選挙での非公認にあたる重い対応です。 自民党県連は12日所属する県議からなる常任総務会を開き、不適切な党員登録があった田畑議員の処遇について協議しました。 会合は冒頭以外非公開で行われましたが、田畑議員の次期衆院選の公認候補となる富山県第一選挙区支部の支部長への選任を無期限で認めない方針が承認されたということです。 通常、支部長の選任は党本部が県連に確認し行うものですが、県連として公認を得て小選挙区で当選した現職の支部長への選任を認めないのは、異例の対応で、事実上、選挙での非公認にあたる重い対応です。 また、今月8日に田畑議員から申し出のあった県連の常任顧問の「辞任」は受理せず、12日付けで「解任」することを決めました。 これにより、自民党県連や市連が主催する会議や行事への参加の辞退を求めることになるということです。 県連の宮本幹事長は国会議員を処分できるのは党の党紀委員会だけであると前置きした上で、田畑議員への対応の判断について次のように述べました。 *自民党県連 宮本光明幹事長 「本人に無断ましてや架空名義で不適切な党員登録があった問題については、党組織としては大変大きい問題だと認識している。離党勧告を上申したり辞任を勧告する案件かどうか、党本部とすり合わせながら、それと同じくらい重い対応をとることになったと思っている」 また、宮本幹事長は不在が続く富山県第1選挙区支部の支部長ポストについて、いつ、どのような形で決めるか、今後、判断したいとしました。 *自民党県連 宮本光明幹事長 「一番大きな問題は、次の選任作業に本人が俎上に載るかどうか」
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