【オリックス】東晃平が巨人戦初登板勝利「少し楽になりました」
オリックス・東が巨人戦で初登板勝利を挙げた。「すごくうれしいし、少し楽になりました」。一昨年のデビューから8連勝を飾り、3連敗を経て4月4日の西武戦(ベルーナD)以来となる2勝目。自己最長の8回を2安打無失点でビジター6連勝とし、チームを3連勝へ導いた。 最大のピンチだった5回2死二、三塁で丸を一ゴロに仕留めた。8回1死の代打・長野も一ゴロ。153キロはこの日の最速タイだった。4月には右手中指のマメをつぶし、出場選手登録抹消。「豆、食っとけよ」と冗談か本気か、中嶋監督に言われ、素直に口へ運んだ。 前回登板は序盤3回を無失点ながら、4回に中日・細川の頭部に当て、危険球退場となっていた。「今回勝てたので、次は楽に投げられるかな」。9回に2得点を追加するのが条件だった初完投、初完封のチャンスも、すぐに巡ってくるはず。育成出身の本格派右腕が、また一つ殻を破った。 (長田 亨)
報知新聞社