小池都知事が記者会見4月17日(全文2完)コロナとの戦いは始まったばかり
支援者が亡くなったと知ったときの気持ちを教えて
テレビ朝日:テレビ朝日の前田です。先ほど知事が冒頭で、小池知事の支援されていたご高齢の方がコロナでお亡くなりになられたという発言がありましたが、そのときのお気持ちというか苦悩というか、そういった面をお教えください。 小池:一言で言うと泣きました。悲しい。ご家族もやっぱり火葬の、その場にも立ち会えないというこのコロナのいやらしさというのを非常に強く感じたところです。日本での死亡例というのは、ほかの諸国とすれば少ないとはいえ、そこには1人1人の人生があったわけですから、そういう意味でコロナで最期お亡くなりになるということを、ぜひともこれからは防いでいこうと、それはもうやはり皆さんがご協力いただかないと何も始まりませんので、そういう意味で1人でもお亡くなりになる方を減らしていきたい。それから重篤、重症になる方を減らしていきたい。医療の崩壊を防いでいきたい。このことをあらためて私自身、深く思ったところでございます。
週末を迎えるにあたり注意喚起を
日本テレビ:日本テレビ、中丸です。知事、冒頭でご発言ありました、今日の都内のコロナの感染者が201人ということで、これは東京都では過去最多の数字となります。他方で、またあすから週末ということで引き続き外出自粛だと思いますが、この過去最多となった人数の受け止めと、この迎える週末について知事のほうからお願いいたします。 小池:先週もそうでしたが、大きな繁華街に対しての人流、人の流れというのは、これはかなり抑えられたことと思います。実際に数字で表されているところです。一方で近所に、スーパーに家族でみんなで行こうということになりますと、そこが密になってしまっていて、最近はスーパーのレジの方々が恐怖を感じておられるという、そのような悪循環になってしまっております。 ですから不要不急に、日々のお買い物もあるでしょうけれども、しかしそこもぜひ密をつくらない。つまりご自分が動く、ご家族が動くことによって結果として密ができてしまうということなども、できるだけいろんなデータも出ておりますので、ぜひ皆さんがそのような形でご協力いただかないと、これはだらだらと長く続くことによって、この感染症の拡大に歯止めがかからず、経済の疲弊が長く続くということだと思います。ご自分ごととしてぜひ、行動でもってご協力をいただきたいと思います。