枯れたミントを畑に捨てたら…3年後に「地獄絵図」【2024年・植物に振り回された人たち】
隣家の木の枝、切ってもいいの?
東京都郊外に在住のSさんは、20年前に建てた自宅で妻と二人暮らし。お隣のTさんは日中は不在のことが多く、顔を合わせる機会もほとんどありません。 そのうち、Tさん宅に生えている柿の木が大きくなり、Sさん宅の庭にまで枝がせり出てくるように。木のせいで庭の日当たりも悪くなり、SさんはTさんに柿の木の枝を切ってくれるように頼みに行きます。しかし留守のため直接会うことはできず、枝を切るようお願いする手紙を書きました。 いつまで経っても一向に枝を切ってくれる気配のないTさん。困り果てたSさんは、自分たちで枝を切ろうと考えます。法律上問題ないのでしょうか。 「民法233条が改正され、2023年4月1日からは、一定の条件を満たせば枝を切ることができるようになっています。一定の条件というのは、1.枝を切るように依頼したのに、相当の期間、対応されなかった 2.木の所有者や、その所在がわからないとき 3.急迫の事情があるときの3つです。今回の場合は、1の条件を満たしていると考えられるため、Sさんは枝を切っても問題はないでしょう。ちなみに枝を切る際にかかった費用は、Tさんに請求することができます」(まこと法律事務所北村真一さん) ほかにも、根っこが越境してきた場合や、木にできた果実の扱い、円満に解決する方法などを聞いています。
隣家の落ち葉がわが家に…「本当に迷惑」「うんざり」
紅葉シーズンが終わると、落ち葉に悩む人たちが多くいます。大手質問投稿サイトには、ご近所の樹木の落ち葉に悩む人たちの投稿が並んでいます。「隣の家の葉が落ちてきて本当に迷惑」「隣家の落ち葉がうちの庭に。うんざり」「隣の家の落ち葉を拾ってますがイライラ」「一生、隣家の落ち葉拾いが続くのか」など。 弁護士に相談する前に問題を解決したい人が目立ち、どうすれば迷惑していると気付いてもらえるか、ストレスの少ない掃除方法はないか等、ネットユーザーらにアドバイスを求めています。 ネットユーザーからの主な回答は、「おつきあいを最優先で考えると、自分で片付けるのが無難」「私だったら自分で掃除する。お互いさまと思うようにしています」「ソフトに、オブラートに包んで隣家に苦情を言ってはどうか」など。 一歩踏み出して、実際に隣家と相談したという人は、「お隣に話したら、わが家が留守中に(勝手に)敷地内に入って掃除された」。また木の持ち主からは「隣人がわが家の落ち葉を当てつけがましく掃除する」といった苦情もありました。
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