マトリックス法によるテクニカル分析(2024/3/22)ビットコイン、レンジ相場だが下に抜けると速そう:楽天ウォレット
本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.7。前回「990万~1020万円、もう少し長い目で見ると925万円~1090万円くらいのレンジで推移しそう」と申し上げたが、ほぼその両サイドを取って925万円~1030万円のレンジで推移している。ボリンジャーなどを見るとしばらくレンジで推移しそうだが、レンジを抜けると上下ともヘッドアンドショルダーが完成し、相場が走りそう。その場合、上は1090万円、下は760万円が見えてくる形で特に下方向は値幅が出そうなので注意したい。 なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSDのチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
2月24日(760万円)から3月13日(1090万円)までの上昇の半値押し925万円でサポートされ横ばい圏へ。この925万円のサポートを割り込むと全値戻しの760万円や赤線のヘッドアンドショルダーの倍返しとなる740万円辺りがターゲットとなる。 逆に戻り高値の1030万円を抜けると全値戻し(1090万円)と緑のヘッドアンドショルダーの倍返しとなる史上最高値更新(1135万円)辺りが見通せる。 現在の925~1030万円のレンジはどちらかに抜けても相場が走りやすい岐路に立っているイメージ。 評点:3
移動平均線
デッドクロス直前。 評点:2
一目均衡表
3役好転の買いサイン継続。このまま横ばいだと遅行線がローソク足を下抜け解消しそう。 評点:4