【漫画】ポンコツなお手伝いロボと、一人暮らしをはじめる女性の心温まるストーリーに「素敵なお話でした」「明日からまた頑張ろう」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、くりたゆきさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「今日から一人暮らしをはじめるの女の子とダメなお手伝いロボットのおはなし」だ。6月15日時点で2.8万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者のくりたゆきさんに制作の背景を伺った。 【漫画】道端に捨てられていたのはポンコツなお手伝いロボットだった…「心があったかくなって泣いちゃった」と反響 ■捨てられていたポンコツなお手伝いロボット 主人公のねむりは一人暮らしをはじめたばかりの女性。ある日、道端で「家事ロボットお譲りします」と書かれた家事ロボットを発見する。 「ちょうどお手伝いロボットが欲しかったの。ウチくる?」と家事ロボット・ロボを拾うねむり。 一生懸命だけどポンコツなロボは、前の持ち主に捨てられており「パーツを替えないとお役に立てないと思うので、かえってご迷惑になるかと……」と心配をするが、「ヘーキヘーキ」とねむりは家に招いた。 そして、早速一人暮らしに必要なアイテムをホームセンターに買いに行く。 そこでねむりの役に立とうとするロボだが、ポンコツぶりを発揮してしまう……。 ロボは自分のポンコツさに嫌気がさし、涙しながら「先ほどの場所に戻して頂きたく…」と申し出る。それに対し、ねむりがとった行動とは……? 実際に漫画を読んだ人達からは「やっぱり泣けた」「素敵なお話でした…」「心があったかくなって泣いちゃった」「明日からまた頑張ろう」「永遠に読み続けたい…」「ココロがぽかぽかするお話」 」と、いった声があがっている。 今回は、作者・くりたゆきさんに作品の制作について話を伺った。 ■作者・くりたゆきさんの創作背景とこだわり ――「今日から一人暮らしをはじめるの女の子とダメなお手伝いロボットのおはなし」を創作したきっかけや理由があればお教えください。 おおもとの着想は、豊橋技術科学大学の岡田美智男さんの「弱いロボット」でした。 頂いたコメントでも言及してくださっている方がいて嬉しかったです。 主人公のねむりの造形もその着想から組み立てています。 もう一点、ねむりとロボの関係を通じて、私たちが暮らしの中でぼんやりと感じる不安や寂しさについても(直接ではないものの)描きたいと考えました。 ――「今日から一人暮らしをはじめるの女の子とダメなお手伝いロボットのおはなし」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 二人(?)のかけあいは丁寧に描きました。当初はねむりがもうちょっと意地悪で(笑)。 ――今作の中で特にお気に入りのシーンやセリフなどはありますか? ロボから出る謎の液体を見てねむりが険しい表情を浮かべるコマです。 個人的にとても大切だと思っていた箇所で、何度か描き直しました。 ――普段ストーリー設定やキャラクター設定はどのような所から着想を得ることが多いのでしょうか? ストーリーは普段の何気ない生活の中でいいなと思ったことやがっかりしたこと、疑問に思ったことやきれいだなと思った瞬間、そういった印象から作り始めているような気がします。 キャラクターは、自分の場合マスコット的なものが多いのですが、子供の頃から不思議な形の神様やユニークなぬいぐるみが好きだったので、そういったものへの憧憬かもしれません。 ――くりたゆきさんの今後の展望や目標をお教えください。 現在は主に書籍の装画や挿絵のお仕事をさせて頂いておりますが、イラストにはイラストの、漫画には漫画の面白さがあります。 仕事、趣味問わず、どちらも長く続けれたらと考えております。 ――最後にくりたゆきさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 先日のポストにはたくさんの反応を頂きありがとうございました。 新しい漫画も描いているので、また読んで頂けたら幸いです。