【日本終わる】の声も…上司に「お前、元気か?」総裁候補・小泉進次郎が犯した”とんでもない非礼”
「プラスチックの原料は石油なんですよね。意外にこれ知られてないケースがあるんですけど」(’21年3月18日J-WAVE『JAM THE WORLD』にて) 【画像】セクシーすぎる!「いい波に乗る」進次郎氏の貴重なサーフィン姿 「気候変動のような大きな問題に取り組むには、楽しく、クールにセクシーで」(’19年9月、ニューヨークで開催の国連気候行動サミット) 「どういう意味かと説明すること自体がセクシーじゃない」(上記質問の真意を問われ) 「なぜ答えは46%か。はっきりわかったわけではない。おぼろげながら浮かんできた」(’21年4月23日TBS系『NEWS23』にて。温室効果ガスの削減目標を聞かれ) 白い歯をキラリと輝かせ、「爽やかな語り口ながら意味不明」な発言で周囲を困惑させてきた小泉進次郎元環境相(43)。 当初、小泉氏は8月30日に自民党総裁選への出馬会見を行う予定だった。だが、台風10号接近を理由に一週間の延期を発表した。しかし、実態は先んじて会見を開いた河野太郎デジタル相(61)が派閥の裏金問題に対して「(政治資金収支報告書で)不記載になってしまった金額を返還することでけじめとする」と厳しい対応を示したことで、「戦略の見直しをせざるを得なくなった」(小泉氏側近)のが実情だ。 厳しい処分を打ち出せば、世論が味方につくも、裏金問題で処分を受けた旧安倍派や旧二階派の議員たちは面白くない。小泉氏は国民か永田町、どちらを向くのだろうか。 言い添えるまでもないが、父親は純一郎元首相(82)、兄は俳優の孝太郎(46)で、妻は滝川クリステル(46)と華やかな一族の一員だ。世襲議員や元タレントが多い自民党の中でも存在感は群を抜く。43歳でアメリカ合衆国大統領に就任したジョン・F・ケネディと重ねて報じられるほど報道は過熱している。 一方で議員経験は15年。閣僚経験は環境相のみ。上記の発言のように推薦人からも政策面を不安視され、討論会をいかに切り抜けるかが目下の焦点となっている。 そんな小泉氏が総裁候補の「本命」として祭り上げられている背景を、旧安倍派4回生議員はこう語る。 「派閥の裏金問題で自民党は泥沼にハマり、次の総選挙で勝つことはまずない。負けは確定として、その際、負け幅をいかに減らせるか。総理総裁には見識や知見、国家観、歴史観が求められますが、『選挙の顔』として乗り切れるのは誰か、と選挙の弱い議員ほど考えてしまう。自民党員も、草の根で応援してくれる方もいますが、農協や医師会、建設業界など特定の業界の人が党員になっている。自民党が野党になるのは論外で、『選挙に勝てる総裁選び』が最重要課題。 すでに名乗りを上げた、河野デジタル相や石破茂元幹事長(67)は裏金問題で厳しい姿勢を示し、なあなあで済ませる様子はない。口先だけの改革でイメージのみの『やってる感』で済ませてくれそうな候補が都合がいい、というのが本音ですよ」 自民党内で当選4回以下の議員は約140名。投票権を持つ自民党議員が367名だから、4割に迫る人数だ。彼らは世襲議員を除けば「選挙地盤は盤石」とは言い難く、総裁の人気が自身の選挙を左右することは否めない。 河野氏は出馬会見でも、「改革と言うだけなら簡単」「口で改革と言うだけでなく実績を積み上げてきた」と発言し、暗に小泉氏を牽制(けんせい)した。 しかし、8月21~22日に行われた日経新聞の調査によると、「次の総裁にふさわしい人」で小泉氏は23%と1位に輝いた。これまで1位を独占してきた石破氏は18%で2位。小泉氏が「選挙の顔」となることを早くも示した結果となった。 ただ、目先の支持率や選挙も重大だろうが、その先の国益はどうなるのだろうか。意外なところから「進次郎総裁」にツッコミが入った。「パパ活」で議員辞職した元衆院議員の宮沢博行氏(49)は8月26日配信の『ABEMA的ニュースショー』で、こうこき下ろした。 「トランプ氏やカマラ・ハリス氏、さらには習近平氏、プーチン氏と会談している様子がとても想像できない。これやったらもう日本、終わるんじゃないかと思いますよ。台湾有事や尖閣諸島の問題がすぐ出てくるんじゃないかと思いますね」 不安視する声は元議員だけではない。通訳として安倍晋三元首相の外遊にも帯同したことがある政治学者の天川由記子氏はワシントンのシンクタンクのCSIS(米国戦略国際問題研究所)時代の小泉氏の姿をこう語る。 「’06年、CSISのシンポジウムに私がパネリストとして招かれた時、初対面の進次郎氏から、初対面で、『Hey!』と挨拶されてびっくりしました。日本語なら、『おい、おまえ元気か』という意味にあたりますから。驚いて、政治学者で彼の上司に当たるマイケル・グリーン氏に『今、Heyって言わなかった?』と尋ねたら、『上司である私にも、毎日そう挨拶してくる』と話していました。もう少しちゃんとしつけなきゃダメだよ、とマイケル・グリーン氏に話したら、頑張る、と。一介の研究員というよりも、箔付けで来たお客様扱いのようでした」 世界各国の首脳に「おい、おまえ、元気か」と声をかける新総理総裁が誕生するのだろうか……。外交セクションの先が思いやられるシナリオだ。 取材・文:岩崎大輔
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