不安定な天気でも気温高い 週末以降は 危険な暑さ長引くおそれ
きょう（木）午後も、東北や西日本は大気の状態が不安定で、にわか雨や雷雨の所がある見込み。ただ、全国的に気温が高めで、晴れ間が多い近畿や東日本は、午後はさらに暑さが厳しくなりそうだ。35℃以上の猛暑日地点が続出するため、熱中症に警戒が必要となる。なお、東・西日本や南西諸島は、あす19日（金）以降も気温の高い状態が続く見込み。
不安定かつ高温
日本海から東北にのびる梅雨前線に向かって、湿った空気が流れ込んでいる。このため、東北や中国、四国を中心に大気の状態が不安定で、午後も局地的に雷雲が発達する見込み。近畿や東海の一部も、今夜にかけてにわか雨や雷雨がありそうだ。
きょう（金）は北海道でも30℃以上の真夏日の所があり、東・西日本、南西諸島はさらに厳しい暑さとなる見込み。35℃以上の猛暑日地点が一気に増えて、近畿や東日本の盆地を中心に危険な暑さとなりそうだ。東京都心でも34℃まで上がり、湿気が多く不快な状態が続く見通し。 ＜18日（木）の予想最高気温＞ 37℃ 上野（三重）、豊岡（兵庫）、奈良 36℃ 甲府、名古屋、福井、京都、鳥取など 35℃ 熊谷（埼玉）、富山、岐阜、大阪、那覇など 34℃ 東京、長野、金沢、松江、福岡など
週末以降 たまらぬ暑さ
あす（金）は、日本海側で雨や雷雨の所が多くなるが、関東から西の太平洋側は晴れ間の出る地域がある見込み。きょう気温が高くなった地域は、似たような暑さが続くと思って良さそうだ。週末にかけても基本的に不安定な天気だが、関東から西は35℃以上の猛暑日の所がある見通し。来週の前半は東・西日本で晴れる時間が長くなるため、昼間の気温が一段と高くなりそうだ。 （気象予報士・高橋和也）
