写真：マンチェスター・Uでの将来が騒がれるテン・ハフ監督

マンチェスター・ユナイテッドはエリック・テン・ハフ監督を解任した場合、アシスタントコーチを務めるファン・ニステルローイ氏の昇格を目論んでいるという。イギリス『Mirror』が報じている。 【動画｜ポルト vs マンチェスター・U】UEFAヨーロッパリーグ　試合ハイライト 現在テン・ハフ監督は苦境に立たされている。9月17日に行われたカラバオカップ3回戦のバーンズリー戦を最後に、4試合勝ちから遠ざかっており、UEFAヨーロッパリーグのポルト戦、本日行われるアストンヴィラ戦の結果次第では、解任されるとも噂されている。 昨シーズンまでバイエルンを率いていたトーマス・トゥヘル氏、ユヴェントスを指揮したマッシミリアーノ・アッレグリ氏らが後任候補と伝えられている中、『Mirror』は「テン・ハフ監督が解任された場合、ファン・ニステルローイ氏は暫定監督としてのオファーをされるだろう」と報じている。 ファン・ニステルローイ氏の昇格人事が最有力と報じる一方で、同メディアは「同氏が日和見主義として見られることを望んでいない」とも伝えており、この夏にマンチェスター・Uのアシスタントコーチに就任したファン・ニステルローイ氏は、テン・ハフ監督を裏切った人物として見られることを心配しているという。 また『Mirror』は、『INEOS』の会長ジム・ラトクリフ卿が今節のアストンヴィラ vs マンチェスター・Uの一戦に訪れると伝えている。『INEOS』がクラブ株式の一部を買収して以来、フットボール部門の改革を図っており、この夏にはオマール・ベラダ氏を最高経営責任者（CEO）に、ダン・アシュワース氏をスポーツディレクター（SD）に任命している。 ラトクリフ卿は4日、イギリス『BBC』のインタビューに応じ、「テン・ハフを監督まだ信頼しているのか」と直接的な質問を受けた際に「その質問には答えたくない」と返答。今後の判断については次のように語っている。 「私はエリックが好きだ。彼は非常に優れた監督だと思うが、結局のところ私の判断ではない。マンチェスター・Uを運営する経営陣は、さまざまな観点から最善な経営をしなければならない。しかしマンチェスター・Uを運営する今のチームは、6月か7月に一緒になったばかりだ。彼らは1月から4月の間はおらず、オマールやダン・アシュワースらは7月に着任したばかりだ」 「彼らはまだ長い間いるわけではないので、状況を把握し賢明な判断を下す必要がある。我々の目標は常に明確で、マンチェスター・Uを本来あるべき姿に戻すことだ。もちろんまだそこには達してないが、その目標は非常に明確なことだ」