〔東京外為〕ドル、153円台半ば=持ち高調整の売りで下落(18日午後3時)
18日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、持ち高調整のドル売り・円買いが優勢となり、1ドル=153円台半ばに下落した。午後3時現在は、153円35~35銭と前日(午後5時、154円06~08銭)比71銭のドル安・円高。 ドル円は早朝、やや買われて154円30~50銭台で推移した。仲値に向けては、国内輸入企業のドル買い・円売りが強まり、153円70銭台に浮上。その後は買いが一服し、午前は153円50~70銭台のレンジでもみ合った。 午後に入ると持ち高調整のドル売り・円買いが広がり、153円30銭台まで水準を切り下げる展開になった。ただ、下値を試す動きも限られ、売り一巡後は153円30~40銭台で下げ渋っている。 東京時間は日米の金融政策会合の結果発表をあすに控え、様子見ムードに包まれている。市場関係者は「株や金利に特段の動きはなく、ドル円はほとんど金融政策発表を控えた思惑で取引されている」(資産運用会社)と指摘する。この後も、「153円半ばを中心に方向感のない展開」(外為仲介業者)が続きそうだ。 日米の金融政策については、FRBが利下げを決める一方、日銀は利上げを見送る公算が大きいと観測されている。こうした中、市場ではFOMCのドットチャート、日銀の植田総裁会見に注目が集まっている。 ユーロは正午に比べ対円で下落、対ドルで小動き。午後3時現在は、1ユーロ=161円05~06銭(前日午後5時、161円72~75銭)、対ドルでは1.0502~0502ドル(同1.0497~0498ドル)。