三浦大輔監督「みなさんの力が必要」来季はリーグVから日本一 ハマスタ熱狂!DeNAファンフェスティバル
DeNAは23日、横浜スタジアムでファンフェスティバルを開き、三浦大輔監督(50)が来季のリーグ優勝と2年連続の日本一を約束した。ホームユニホームを変更することも発表。新たな戦闘服を身にまとい、1998年以来27年ぶりのペナント制覇を目指す。急遽(きゅうきょ)登板した紅白戦では1回を打者3人で仕留め、大観衆を沸かせた。 青空が広がった横浜スタジアムには、約3週間前に輝いた日本一の余韻が残っていた。球場には3万3096人、各種イベントを行った球場に通じる日本大通り会場には約1万8000人が来場。計5万人を超えるファンと喜びを分かち合い、三浦監督は「本当にたくさんの方から『おめでとう』と言ってもらった。特別な時間だった」と感慨を込めた。 感謝を込めたサプライズ続きだった。場内解説として見守っていた紅白戦では、選手の指名を受けて無死満塁のピンチで急遽(きゅうきょ)マウンドへ。急ピッチで肩をつくり、東を空振り三振、知野を中飛、伊藤を空振り三振に仕留めた。緩急を駆使して打ち取り「楽しんでもらうのが一番。感謝の意味を込めて一日を過ごした」とファンサービスを惜しまなかった。 2月の必勝祈願で左目に目入れしただるまの右目にも筆を走らせ、日本一の達成を祝した。最後のあいさつでは、来季のホームユニホームが変わることをサプライズで発表。大型ビジョンには「NEW HOME UNIFORM Coming Soon…」と映し出され、指揮官は「ざわついていましたね」と笑った。2023年に変更したばかりで詳細は後日に発表される。新たな戦闘服を身にまとい、1998年以来27年ぶりのリーグ制覇、2年連続の日本一を狙う。 今季はリーグ3位から日本一へ駆け上がり、痛快な下克上を成し遂げた。ポストシーズンで力を発揮した一方、レギュラーシーズンでは12球団で最も頂点から遠ざかっている。三浦監督はあいさつで「2025年はリーグ優勝からクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズを勝ち抜いて日本一になります。そのためには、皆さんの力が必要です」と呼び掛けた。 30日には横浜ハンマーヘッドから日本大通りまでパレードを行う。歓喜を共有したファンとともに、さらなる栄光を目指して戦う。(鈴木智紘)