企業のマーケティング体制、社内でまかなうか? 外部に任せるか? 傾向が明らかに【トゥモローマーケティング調べ】
トゥモローマーケティングは、「企業におけるマーケティング実態」に関する調査結果を発表した。全国の23歳~59歳のビジネスマン男女270人(社内でマーケティングを実施している140人、外部委託や一部外部にアドバイスをもらって実施している130人)が回答している。
「知見・人手・予算」などが課題
まずマーケティング施策を実施している275人に予算を聞くと、「月に20万円以下」16.72%、「21~50万円」15.27%、「301万円以上」13.45%などで、企業によってかなり幅があった。そこで「社内外含めてマーケティングを実施していて、月に20万円以上の予算をかけている企業」270社に絞り調査を実施した。
まず社内でマーケティングを実施している140人にその理由を聞くと、「マーケティング専門部署や採用を行っているから」71人が最多で、「社内でできる人を増やしたいから」69人、「予算を抑えたいから」66人がそれに続いた。
また「マーケティングにおける社内目標は達成できていますか?」と聞くと、「できている」24.4%、「だいたいはできている」41.3%で、6割超が達成しているとした。
一方「社内でマーケティングを実施している中での不満点」を聞くと、「マーケティングの知見が足りない」60人、「人手が足りていない」54人、「予算が足りていない」53人など、多くのマーケターが知見・人手・予算に課題感を抱えていた。
逆に、外部委託や一部外部にアドバイスをもらって実施している130人に理由を聞くと、「人手不足で手が回らないから」64人、「社内にマーケティングの知見を持った人がいないから」54人、「マーケティング人材の採用を行っていない/うまくいっていないから」51人が上位だった。
さらに「外部に委託しているなかで不満点はありますか?」と聞くと「予算が高い」71人が特に多く、「サポートに満足していない」「成果が出ていない」がそれに続いた。
調査概要
・【調査対象】社員(正社員),経営者・役員,自営業のいずれかである全国の23歳~59際の男女 ・【調査時期】2024年9月26日~27日 ・【有効回答数】270人