パートナーに求める“たった一つの条件”は何? 運命の人でもそうじゃなくても、私が大切にしたいと思ったこと
筆者は今年29歳。30代を目前にして、すでに結婚ラッシュは2回ほど、さらには出産ラッシュもきました。独身の友人も、マッチングアプリで結婚を見据えパートナー選びを頑張っています。 ある同い年の友人は、もともと結婚願望も強く、子どもは絶対ふたりは欲しいというタイプ。彼氏と別れ、マッチングアプリで新たな出会いを探すも、ピンとくる人がいない。条件は良くても、話が盛り上がらない。人は良いけど、生理的に受け付けない。いざ相手から告白されても、素直に嬉しいと思えない自分がいる。そんなことの連続で、なかなか彼氏ができないと言います。 かたや、別の同い年の男友達は、マッチングアプリを始めると、わずか1ヵ月で運命の人(と思える人)と出会い、結婚を前提に付き合うことに。面食いで、美人でモデル体型の人を探していたそうですが、今の彼女は、彼曰く理想とは違ったそう。でも、内面に引かれて付き合うことにしたんだとか。
経済的安定、見た目、安心感、ドキドキ…自分は何を求めるのか
そんな周囲のパートナー探しを見ていると、パートナーを探すことって、自分の人生を考えることだな、と思うんです。どう生きたいのか? 本当に欲しいものはなに? 自分が本当に譲れないものは? 経済的安定、見た目、居心地、安心感、ドキドキ……。 すべてが叶うことなんてない。その中で、何を捨て、何を諦めずに求めるのか。そういうすごく本質的な問いを突きつけられている感じがします。 私は、わりと最近まで、ひとりでも生きていける派でした。仕事が全て、みたいな考えで、元々結婚願望も子どもが欲しいとかもないタイプでした。でも、昨年会社を辞め、フリーランスになると、仕事が家でできるため、誰にも会わなくなりました。 孤独がこんなに、根底から自分の存在を揺らがすぐらいキツイものだって、初めて知ったんです。孤独すぎて涙が止まらない夜もあります(笑)。このままずっとひとりなのかも、と思うと、目の前が真っ暗になって、大きな闇に飲み込まれそうになります。 私は、パートナーとは、必ずしも恋愛対象でなくてもいいのではないかと思います。その関係が友情でも、また違うものでもいい。パートナーとは、人生を共に生きる、絶対的な味方。いいことも悪いことも共有できる、帰る場所のような人ではないかと思うのです。そんな存在がいたら、強く生きられるような気がします。