ケインが語る好調の秘訣はメッシ、C・ロナウドへのリスペクト 「一日一日を大切にしなきゃいけない」
タイトル獲得へ全力を尽くす
UEFAネーションズリーグのグループFで行われたイングランド対フィンランドの一戦は2-0でイングランドが勝利を収めた。この一戦で主役を担ったのは何といっても2得点を叩き出したハリー・ケインだろう。母国での100試合目の出場でイングランド代表通算67点目と68点目をマークし、世界で最も恐れられているストライカーの一人であることを再確認させた。 [動画]UEFAネーションズリーグ リーグBグループ2第2節 イングランド対フィンランド ハイライト 31歳のケインは出来るだけ長くイングランド代表のユニフォームを着ていたいと語り、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシにインスパイアされたケインは、キャリアの黄金期でタイトルを獲得するために全力を尽くすことを語った。 「僕個人としては、今は、イングランド代表のシャツでもクラブレベルでも、向上し続け、安定したプレイをすることだ。僕はもっと多くのことに飢えている。 限界に挑戦し続けたいんだ」 その中で、ケインはストライカーとしての才覚を限界まで引き出すために厳しい食事とフィットネスを自身に課しているという。2016年頃から、ケインはコナー・ベンやジャック・グリーリッシュのようなアスリートのパフォーマンス目標をサポートするダン・サージェントと仕事をしており、サージェントが食事計画を立て禁酒を実践している。 2017年の『Telegraph』でのインタビューでは「ここ1年ほどで、ピッチの外でも栄養面で大きく変わったと思う」と語っていた。 「サッカー選手としてのキャリアはとても短い。 あっという間だから、一日一日を大切にしなきゃいけない。だから、自宅ではシェフに正しい食事を作ってもらって、回復を助けてもらっている」 「試合数が多いと、思うようにトレーニングができないから、食事など、別のところで少しずつ成果を上げなければならない。 それが自分の体やリカバリーの助けになる」 「メッシやC・ロナウドは毎週コンスタントに素晴らしい活躍を見せている。それが僕の憧れだ。今の自分が評価されるのはいいことだけど、僕は自分のやりたいことに集中しなければならないんだ」 またトレーニング面においても、「試合のシナリオを想定した現実的なトレーニングをするようにしている」とし、それが「良い選手とトップ選手の分かれ目となる」と語った。 今季もクラブではリーグ戦2試合で1ゴール1アシスト、代表では2試合で2ゴールとストライカーとしての真骨頂を披露中。その舞台裏では世界トップ選手を理想とした”準備”がケインの活躍を支えている。