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広島・呉市の日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地に防衛拠点を整備する案を示している防衛省は、来年度の概算要求で測量など約5億円の経費を盛り込みました。 【写真を見る】防衛拠点整備案で5億円の概算要求　広島・呉市の日本製鉄跡地 防衛省は、呉市の日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区跡地に多機能な複合防衛拠点を整備する考えを表明しています。具体的には装備品の維持整備・製造基盤、ヘリポートなど防災拠点、部隊の活動基盤、港湾機能を挙げています。 現在、跡地の一括購入に向けた交渉を日本製鉄と進めています。 来年度の概算要求では施設配置などの基本検討に必要な経費や測量の経費として約5億円を計上しました。 日本製鉄は、経営合理化のため呉地区の製鉄所を閉鎖。約130ヘクタールもの跡地の活用策が課題になる中、ことし3月に防衛省から多機能な複合防衛拠点とする提案がありました。呉市は、重要な選択肢と位置づけています。