梨泰院雑踏事故の主な原因なのに…ソウル各地の路地で放置される違法増築
【05月30日 KOREA WAVE】ソウル市内の自治区が道路の無断占有や無断増築をきちんと取り締まっていないという監査結果が出た。路地での違法増築で通行に支障が出たことが2022年10月29日に発生した梨泰院(イテウォン)雑踏事故の主な原因とされており、厳しい指導が求められる。 ソウル市監査委員会が24日に発表した監査結果によると、鍾路区(チョンノグ)と中区(チュング)、麻浦区(マポグ)、江南区(カンナムグ)などが無断占有行為の取り締まりを怠っていたと指摘された。 監査は昨年11月10日から12月28日まで実施され、これら自治区は許可を受けずに道路を占有したり、施設物を設置したりする違反行為に対して是正命令や強制金賦課、告発など必要な措置を取っていないとされた。 監査委員会はこのため常習的な道路の無断占有が発生し、都市の美観が損なわれたり、事故の危険性が増大したりする事態を招いたと指摘した。 各区は「多くの露店が集まる地域で強力な行政措置を取ることは現実的に困難だ」と釈明したが、ソウル市は「普段から積極的な巡察や取り締まりがまともにしていない結果だ」と一蹴している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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