「決定的な役割を果たした」自らのゴールでランスの2023年を勝利で締めた中村敬斗に現地メディアから賛辞! ベストイレブンへの選出も!!
現地時間12月20日に行なわれたリーグ・アン第17節で、スタッド・ドゥ・ランス(以下ランス)はル・アーブルを1-0で下して3戦ぶりの白星を手にしたが、この今季ラストマッチで中村敬斗が値千金の決勝ゴールを決めている。 【動画】中村敬斗のダイレクトボレーが炸裂! ル・アーブル戦ハイライト 主導権を握った一戦の25分、トマ・フォケの右サイドからのライナー性のクロスをダイレクトボレーでしっかり合わせてゴール右隅に叩き込んだ中村にとっては、第6節リール戦以来の得点(今季2点目)、そして決勝ゴール。試合後、中村は自身のSNSでこれを喜び、クラブは「彼はチームの英雄だ」「クロスから完璧なシュート」と、殊勲の日本人選手に賛辞を贈った。 リーグ・アンの公式サイトは、ゴールの場面を「ル・アーブルにとっては二重のペナルティー。ラッソウル・ヌディアイが退場となってから4分後、中村が素晴らしいチームプレーの末に先制ゴールをゲットした」と綴り、他にも82分に「中村のカーブしたシュートがゴールポストをかすめた。この日本人選手の一撃によってGKアルトゥール・デマが打ちのめされたように見えた」と伝えている。 現地メディアの評価を見ると、スポーツ紙『L’EQUIPE』は「中村はエネルギッシュにプレー。いつものように非常にアクティブだったが、今回はより効果的であり、この試合唯一のゴールを決め、ル・アーブル相手の一戦でランスを勝利に導いた」と称賛した。 続けて、サッカー専門サイト『Made in FOOT』は、「フォケが展開したクロスを受け、右足で見事なボレーシュートを決めた中村の活躍により、ランスは迅速にリードを奪った。この非常に貴重な勝利の後、シャンパーニュのクラブは勝点を26として8位の座を維持し、上位進出の争いに残っている」と、重要な勝利を背番号17がもたらしたことを強調している。
『SO FOOT』は、「フォケの強力なクロスから、中村による完璧に仕上げられた教科書的なシュート。ランスにとってはこの試合早くも6本目のシュートであり、得点は妥当で、彼らにとっては当然の報酬だった。一方で、10人のル・アーブルにとっては大きな打撃となった」と、こちらも中村のゴールが試合の流れに大きな影響を与えたことを示した。 『football.fr』は「中村が右サイドからのクロスを受け、ダイレクトでボールを右足で叩き、これがゴールネットを揺らした。その瞬間、GKデマはその場で凍りついた」とゴール場面を報道。また、『maxifoot.fr』は17節の「ベストイレブン」に中村を選出し、以下のように寸評を綴っている。 「攻撃的なMFは、今夏にランスに加入して以来、時折プレーに正確さを欠いていた。しかし、今回のル・アーブル戦では、この日本人選手は見事な効果を示し、右足のシュートで今季2点目となるゴールを決めた。この得点によってチームは勝利し、彼の素晴らしいパフォーマンスは報われた」 最後に、ランスの地元スポーツ専門サイト『sportclub-reims.fr』は、5点満点の採点で中村にはチーム最高タイとなる「4」を与え、「中村とフォケは、決定的な役割を果たした。ベルギー人選手のクロスから日本人選手が決勝ゴール。このふたりはこれまで、困難に直面していた。中村は効果を欠いており、フォケはこの秋、不安定なプレーが目立っていた。しかし今回のこのプレーは、今後の彼らに良い影響をもたらすだろう」と指摘した。 構成●THE DIGEST編集部
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