男性俳優にも注目!個性派韓国ドラマ4選。
[Netflix] 『ヒーローではないけれど』
最近話題の韓国ドラマ、まずNetflixから2本。 『ヒーローではないけれど』は、超能力一家を主人公に描きながらアクションとは正反対の、能力ゆえに心を病んだ機能不全家族の再生物語です。再生のきっかけは、一家の長男と彼を狙う結婚詐欺師が本当の恋に落ちてしまうこと。運命の恋を選び取ることで不幸な過去から解き放たれてゆく長男を演じた若手スター、チャン・ギヨンは、影のある表情と愛らしい笑顔のギャップが魅力です。
[Netflix] 『殺人者のパラドックス』
『殺人者のパラドックス』は、『私の解放日誌』のソン・ソックと『その年、私たちは』のチェ・ウシク共演の話題作。誤って犯した殺人をきっかけに「極悪人のみ嗅ぎ分け殺す才能」に目覚めた普通の大学生と、制御不能の復讐心に囚われながら彼を追う刑事を通じて、善悪の境界線がどこにあるのかを描きます。韓流ドラマのイメージとは異なるブラックなユーモアも魅力です。
[ディズニープラス] 『ワンダフルワールド』
ディズニープラスの『ワンダフルワールド』は、50代女性を主人公にした号泣サスペンス。幼い息子を殺害しながら刑罰を逃れた犯人を殺した母親と、事件で人生を狂わせた犯人の息子の間に生まれる不思議な絆を描きます。犯人の息子を演じるのは韓国の国民的イケメン、チャ・ウヌ。その美しさが際立たせる薄幸ぶりに、彼の復讐を引き受ける主人公の気持ちも納得してしまいます。
[Amazon Prime Video ほか] 『財閥家の末息子 ~Reborn Rich~』
韓国で一昨年に超大ヒットを飛ばした『財閥家の末息子』も、様々な配信でようやく気軽に見られるようになりました。財閥企業に尽くしながらあっさり切り捨てられ殺された会長秘書が、再び目覚めるとそこは1987年。なぜか創業者の孫に生まれ変わった彼は、自身に残る前世の記憶を頼りに財力と権力を手に入れ、自分が殺された事件の真相を追います。大韓航空機事件、IMF危機、ソウル五輪など、激動の歴史が物語に絶妙に盛り込まれ、スリリングなサスペンスを盛り上げます。時代のギラギラ感を中和する主演ソン・ジュンギのスマートさ、大学時代を違和感なく演じられる奇跡のアラフォーぶりも必見です。