【武蔵野S】エンペラーワケアが挑む“200m”の壁 ペリエールらグリーンCC組は取り扱い注意
目指すはフェブラリーS
秋の東京、土曜日は2歳重賞を中心にGⅠの前哨戦がつづく。武蔵野SもチャンピオンズC挑戦をかけた重賞だが、前走武蔵野Sは過去10年で【0-2-0-25】。好走2頭も寂しいが、そもそも出走する馬が少ない。21と23年は1頭だけ。22年も3頭だった。 【アルゼンチン共和国杯2024 推奨馬】末脚の破壊力はメンバーNo.1! 左回りは複勝率85.7%で絶好の舞台(SPAIA) ダート界の主力はマイルCS南部杯やJBC、ブリーダーズCへ回り、ここはその下に位置する馬たちによる争いだが、真の狙いはチャンピオンズCではなく、来年2月フェブラリーSにある。2年前2着に敗れたレモンポップは根岸Sを経て、フェブラリーSでGⅠタイトルを射止めた。他場とは明らかに異なる形状の東京ダート。その象徴といっていいダート1600mは馬によって好き嫌いがはっきり出る。 東京ダートGⅠは東京ダート重賞から。ユニコーンSが京都に移り、根岸Sと武蔵野Sは東京を得意とする若駒にとっても最初の目標といってもいい。データは過去10年分を使用する。 1番人気【1-2-1-6】勝率10.0%、複勝率40.0%は不安な数字だが、2番人気【3-2-1-4】勝率30.0%、複勝率60.0%で3番人気も【2-0-0-8】勝率・複勝率20.0%なので、上位人気はまずまず。ただ、JBCなどダートのビッグレースが多い時期でもあり、強力な実績馬が出てこないケースが多いため、6~9番人気も各1勝と適性を武器に穴馬も走る。10番人気以下も【0-1-3-64】複勝率5.9%。2、3着に大穴が入る可能性もある。 年齢では6歳【4-1-2-25】勝率12.5%、複勝率21.9%が目立つ。3番人気が2勝、残りは8、9番人気が各1勝と穴気配も強い。2ケタ人気3着3頭のうち2頭が6歳。年齢的に厳しいと切り捨てるのは危険で、むしろ6歳の人気薄は買いたいぐらいだ。5歳【2-4-3-35】勝率4.5%、複勝率20.5%も上位人気は当然として、こちらも6、7番人気や2ケタ人気で走っており、総じてダート重賞常連組から穴が出る。