【NFL】QBハーバートを称賛するチャージャーズHCハーボー、「ビースト・ハーバート、半人半獣だ」
クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートはヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーの指導下でさらに成長を続けている。強肩のハーバートは華々しい成績を残しているわけではないが、勝利を収めるために粘り強いプレーを見せている。それは、ロサンゼルス・チャージャーズのファンがこれまで見てきたものとは正反対のものだ。
現地10日(日)にテネシー・タイタンズに27対17で勝利した試合で、ハーバートはパス18回中14回を成功させて164ヤード、タッチダウン1回、パサーレーティング123.1を記録。また、現在のNFLで最長、そしてチャージャーズのクオーターバックの単一シーズンの記録として歴代最長となる、7試合連続でインターセプトなしという記録を達成している。
そうした成績は、わずかなスペースに信じられないようなパスを投げたり、ターゲットを見つけてプレーを継続したりするハーバートの重要性を示しきれていない。シーズン第10週、足も使ってビッグプレーを生み出したハーバートは、ディフェンスをうまくかわし、前半にはタッチダウンを決めてチームにリードをもたらした。
チーム公式サイトによると、ハーボーHCは試合後に「彼の名前をビースト(野獣)に変える。ビースト・ハーバート。半人半獣だ」と述べたという。
しばしば足を使ってドライブを延長したハーバートは、キャリー9回で32ヤード、タッチダウンラン1回をマークしている。
「リードを進め、ボールを前進させることは、うちのオフェンスの大きな要素だ」とハーバートはコメント。
「もし相手ディフェンスが良いカバレッジをしていて、みんながカバーされてプレッシャーが高まっている場合、コンテインを破って、何かを起こさないといけない」
ハーバートは2024年シーズンの全9試合で90以上のパサーレーティングをマークしている。これはフィリップ・リバースが2018年シーズンの最初の13試合で達成して以来、NFLのクオーターバックがシーズン開始から90以上のパサーレーティングを記録した連続試合数として最長記録だ。1970年の合併以降、シーズン最初の9試合以上で毎回90以上のパサーレーティングを記録した他のクオーターバックは、ペイトン・マニング(2004年、2013年)、トム・ブレイディ(2007年、2015年)、アーロン・ロジャース(2011年)のみだ。2015年シーズンのブレイディを除き、彼らはいずれもそれをMVPに輝いたシーズンに達成している。