<渡邉美穂>「ラブライブ!シリーズ」初の実写ドラマ アイドル時代の経験を生かして
渡邉さんは2022年に「日向坂46」を卒業し、現在は俳優として大活躍している。渡邉さんにとって“アイドル”とはどんな存在なのだろうか?
「小学生の時からアイドルが大好きで、ファンとしてずっと元気をもらっていました。高校生の時、部活や勉強が大変だった時、好きなグループの新曲やラジオを聞くことが癒やしになっていましたし、勇気や元気をくれ、日々を過ごす活力になる存在でした。それに自分にとってはずっと憧れでもあります。自分がアイドルになった時、自分がファンだった時の気持ちを忘れないようにして、ずっと活動していました。今は応援してくださる皆さんとお会いする機会がどうしても減ってしまいましたが、ずっと応援してくださる方の存在がすごくうれしいです。お仕事を頑張って、皆さんに恩返しをしたいという思いがずっとあります」
俳優として活動する中で大切にしているのは「柔軟」であることだ。
「お芝居をすごく楽しくやらせていただいていますが、正解はいまだに分からないんです。でも、それの繰り返しなんだろうなと思っています。いろいろな作品を経験させていただく中で、周りの方と話し合って意見を出し合うことって大事だとも感じています。周りの方の言葉に耳を傾け、現場で柔軟に対応していくことが大事です。今回も改めて感じたことです。難しさでもあるけど、それがすごく面白いんです。自分は意外にこんなところがあるんだ!と発見もあります。今回も最初はプレッシャーがありましたが、現場に入ると、やるしかない!という気持ちになって、いい意味で自分は意外と強いのかもしれないなと思ったり。少しずつ周りが見えるようになってきました。全然、いまだに余裕がないんですけど」
「ラブライブ!シリーズ」は「みんなで叶(かな)える物語」である。ルリカを演じる中でも「夢を叶える」ことの大切さを感じていた。
「仲間たちがいて、家族が応援してくれて……と自分にも重なるところもありました。私も周りの人たちや家族にたくさん応援していただいています。私がアイドルになる時、親は最初、心配していたのですが、認めてくれて、今はすごく応援してくれています。家族や周りの方々がいなかったら、今の私はいません。そういうところも重なるんです」
アイドル時代の経験を生かしながら、俳優として躍動する渡邉さんに、ぜひ注目してほしい。