<渡邉美穂>「ラブライブ!シリーズ」初の実写ドラマ アイドル時代の経験を生かして
好きな曲やメンバーがスラスラと出てくることから、渡邉さんが“ガチ”であることが分かるが、「私は全然です……」と謙遜する。ただ、それも愛があるからの言葉なのだろう。好きだったこともあり、初の実写ドラマ化の話を聞き「え!? そんなことがあるの!?」と驚いたそうだ。
「最初はプレッシャーが大きかったです。ファンの皆さんがたくさんいる中で、自分でいいのかな?と不安もありました。ただ、私はアイドルを5年間やってきたので、その経験を生かしたい!という思いも強くありました」
渡邉さんが演じるルリカは、椿咲花女子高等学校理事長の娘、高校2年生。自ら引っ張っていくタイプではないが素直で、自然と周りに人が集まる。
「ミュージカルを最初に見た時から、天真らんまんという言葉が似合う女の子だと思っていました。彼女自身が意識して周りを引っ張っていこうとするのではなく、内側からあふれ出るエネルギーがあって、気付いたら、人を引っ張っていきます。太陽みたいな存在なんです。私自身もルリカちゃんという存在に元気をもらいましたし、ナチュラルに人を惹きつける天性の才能があるんです。ルリカちゃんは、まぶしくて、17歳の頃の自分を思い出しました。私は17歳の時にアイドルになったのですが、当時は良くも悪くも世間を全然知らなくて、根拠のない自信があって、無敵で、無邪気でした」
◇アイドルは憧れ、日々を過ごす活力
歌って踊るライブシーンもドラマの大きな見どころになる。アイドル時代の経験を生かすことができた。
「10人で踊るシーンもあります。ぜひ見てほしいですね! ドラマでは渡邉美穂が踊るのではなく、ルリカちゃんが踊ります。ルリカちゃんならどうする?と役に向き合い、そこを意識しながら踊ることが楽しかったです。それぞれの踊り方にも個性があって、そこも注目してほしいです。ルリカちゃんは、アイドルがやりたい!という気持ちが強く、エネルギーにあふれていて、目の前の人に伝えたい!と一生懸命な子であることを意識していました。歌いながら踊るという土台があったので、その経験が生きました。グループの活動では、メンバーが意見を出し合って、それをすり合わせていき、支え合います。今回のドラマでもみんなと話し合って、作り上げたので、そこも経験が生きました」