暖房をつけたまま寝ているのですが、健康とお財布に悪いでしょうか?
エアコンの暖房を切ると部屋が寒くなるため、つけたまま寝ている人もいるのではないでしょうか。ただ、エアコンを一晩中つけたままにすると電気代が高くなる恐れがあります。 また、身体への負担も気になるところです。そこで、本記事ではエアコンをつけたまま寝た場合にどのくらいの電気代がかかるのか、健康面にどのような影響が出るのかについて紹介します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
エアコンを一晩中つけた場合の電気代はいくら?
エアコンを一晩中稼働させた場合は、どのくらいの電気代になるのでしょうか。電気代は、以下の計算式で求めることができます。 ・電気代=消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh) ここでは、23時~翌朝6時までの7時間ほどエアコンをつけたままにした場合の電気代をシミュレーションしていきます。 ◆消費電力(kW)や料金単価(円/kWh)の調べ方 エアコンの電気代を計算する前に、消費電力(kW)や料金単価(円/kWh)を調べることが必要です。エアコンとひとくちにいっても、消費電力(kW)は製品によって異なります。エアコン本体や、取扱説明書などに記載されている暖房消費電力をよく確認してみましょう。 なお、一般的に畳数表示が大きいエアコンほど消費電力が大きくなりやすい傾向です。また、料金単価(円/kWh)は電力会社や契約プランなどによって異なるため、領収書などで確認しておくとよいでしょう。ちなみに、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、新電力料金目安単価を31円/kWh(税込)としています。 ◆8畳用エアコンを一晩中稼働させた場合の電気代の目安 今回は大手エアコン販売店の8畳用エアコンを参考に電気代の目安をみていきましょう。この製品の暖房消費電力は、635Wです。 この数値をもとにしてシミュレーションすると、一晩中エアコンを稼働させた場合の電気代は約138円(0.635KW×31円/kWh×7時間)となります。1ヶ月間(30日で計算)では、約4140円です。11~3月まで5ヶ月間エアコンを毎晩使う場合の電気代の目安は、約2万700円となります。