写真：PC Watch

　Microsoftは10月1日(米国時間)、Windows 11に搭載されているAIアシスタント「Copilot」の機能強化を行なった。 【画像】Copilot Daily 　なお、Copilotの機能自体はWindowsから独立しているため、Webを介してのアクセス、Copilot in Windowsアプリからの利用が可能なほか、iOSやAndroidのアプリ更新も提供され、本日より利用可能。 □Copilot Voice 　これまでCopilotとのやり取りはテキストベースであったが、Copilot Voiceにより新たに自然言語による音声コミュニケーションを実現する。音声オプションは4種類で、好みに合わせて選択できる。 　この機能は現在、米国、オーストラリア、カナダ、ニュージランド、およびイギリスで利用可能。そのほかの地域や言語においても間もなく開始する。 □Copilot Daily 　Copilot Dailyは朝イチに天気やニュースなどをまとめておき、Copilot Voiceを通じて読み上げることができる機能。情報過多な毎日をシンプルにしてくれることをウリとしている。 　この機能は現在、米国およびイギリスで利用可能で、そのほかの国でも近日中に開始する。 □Personalized Discover 　ユーザーの許可を得た上で、Microsoftのほかのサービスとのやり取りや会話履歴に基づいて、便利な機能のガイドや会話をきっかけにユーザー問いかけ、ユーザーの作業開始をサポートする「Personalized Discover」が実装される。 □Copilot in Microsoft Edge 　Microsoft Edge内でCopilotを直接利用し、ページ内容の要約や翻訳を行なうことが可能。 □Copilot Labs 　Copilot Labsは新機能を実験するラボで、ユーザーからのフィードバックを元に機能を改善していくことを目的としている。現時点では以下の2つの機能を提供する予定。 　・Copilot Vision：Webページの内容をリアルタイムで解析して理解し、質問に答えたりすることができる。 　この機能はユーザーによる許諾が必要で、いかなる情報も保存せず、トレーニングに使用されたりすることもない。さらに、限られた人気のあるページでしか機能しないようになっており、有料コンテンツや機密性の高いコンテンツは解析できない。 　現時点では米国内の限定されたユーザーでのみ提供する。 　・Think Deeper:複雑な質問に対し、より詳細で、ステップバイステップの回答を提供する。 　現時点では、米国、オーストラリア、カナダ、ニュージランド、イギリスにおける限られたCopilot Proユーザーでのみ利用可能。