【注目2歳馬】ラスト4F11秒台の加速ラップで快勝 高い素質を見せたスワーヴリチャード産駒キングメーカー
クロワデュノールが東京スポーツ杯2歳Sを快勝
最後に来年のクラシック戦線に向けた出世レース、東京スポーツ杯2歳Sについても触れておきたい。6月の新馬戦勝利時にも取り上げ、東京芝1800mの新馬戦レコードを更新した内容から将来性★5つの評価をしたクロワデュノール。その2戦目に注目していたが、好位追走から逃げたサトノシャイニングをねじ伏せて勝利した。 新馬戦はラスト1000mが11秒台のラップと持久力勝負という展開だったが、今回はラスト3F11.3-10.9-11.2の瞬発力勝負にも難なく対応してみせた。 32秒台の究極の上がりが求められる展開は未知ではあるが、総合力は高い。新馬戦からプラス24kgでの出走に加え、レースに向けては陣営から良化途上というコメントも出ていた。それでこのパフォーマンスを披露したことや伸びしろを考慮すると、世代トップクラスの高評価は変わらない。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸