【熱海スイーツ】1日300個が即完売。熱海温泉に復活した銘菓「熱海温泉 毒饅頭」が人気のワケ
●近年は国内のみならず、外国からも多くの観光客が足を運んでいる静岡県熱海市の大人気リゾート&観光スポット・熱海温泉で話題の新スイーツ「熱海温泉 毒饅頭」とは?
周知の通り、熱海は絶品グルメの宝庫。定番中の定番にして海鮮系の代表格でもある干物や丼、またアイスクリームやプリンなど新たな定番となりつつあるスイーツが注目を集めています。 銘菓「熱海温泉 毒饅頭」の関連画像 そして今回紹介するグルメが「熱海温泉 毒饅頭」。名前はちと物騒ですが、実は温泉観光地らしさを色濃く感じさせる和スイーツで、実は多くのファンやリピーターの要望に応えて約2年ぶりに販売再開の運びとなった注目の一品なのです。
1日で300個が即完売した大人気スイーツ「毒饅頭」
2018年に“日本初のドクダミを使った温泉饅頭”として発売された初代「毒饅頭」。そう、インパクトのある「毒」という名称は、ドクダミのパウダーを饅頭の生地に練りこんでいるから。当時は1日当たりの販売目標個数300個を2時間で売り切る大人気を博し、国内外で717社にも及ぶメディアで紹介されるなど大きな注目を集めました。 そして味と風味の改良を重ねながら2022年までに「二代目」「三代目」を製造・販売。いずれも即完売となり、熱海温泉の新名物としての地位を着々と築き上げたのですが、2019年からのコロナ禍の影響を受け、また職人の減少や原材料の高騰化といった悪材料が重なり、2022年8月をもって製造・販売を休止する事態に陥りました。 しかし、原材料の見直しや生産量、仕入れ価格の調整、饅頭の形状やグラム数の調整を図るなど、販売再開に向けた模索を随時行い、さらに「毒饅頭」の美味しさを知ったファンやリピーターの声も後押しとなって、今年2024年8月に、念願の販売再開に至りました。
熱海の新名物・熱海の銘菓として販売していた「熱海温泉 毒饅頭」シリーズ。ドクダミのパウダーが甘さを適度に抑え、口の中でふわっとほのかに感じる葉の香りを表現しています。ドクダミと生地、国内産の小豆を使ったこし餡のバランスが整うまで何度も試作を重ね、また和・洋・中それぞれの料理ジャンルから多くの関係者が尽力するなど、構想から商品になるまで10年を要した逸品です。 生地に練り込んだドクダミは全国各地から採取して吟味した結果、兵庫県の無農薬栽培で作られているものを使用。季節や気温、湿度、さらに食する人のお腹の空き具合や外国から訪れる人にも満足できる美味しさを表現できるよう、常に微調整を行うなど、超こだわりの仕上げで製造されています。